作成日:2025.10.01 更新日:
会員管理システムおすすめ15選を徹底比較|選び方のポイントも紹介
会員情報や会費、イベントの管理を効率化したいなら、自団体に最適な会員管理システムを選ぶことが欠かせません。
この記事では、導入前に確認すべきポイントを整理し、用途ごとにおすすめの会員管理システム15選を比較。基本機能や導入事例、よくある疑問までまとめているため、自社や団体に合ったシステムの選び方が明確になります。
目次
会員管理システムを選ぶ際のチェックポイント
会員管理システムを導入する前に重要なのは、自団体の目的や規模に合わせた選定基準を理解することです。適切なシステムを導入すれば、名簿・会費・イベント・コミュニケーションのすべてを一元管理でき、業務負担を大幅に軽減できます。
ここでは、導入前に確認すべき代表的なポイントを5つに分けて解説します。
- 目的に合った機能が揃っているか
- 管理者も会員も使いやすい操作性を備えているか
- 初期費用・月額料金・従量課金など料金体系が明確か
- 無料プランの場合、サービス拡大に対応できる拡張性があるか
- セキュリティ対策と導入後のサポート体制は十分か
目的に合った機能が揃っているか
会員管理システムは多機能である必要はなく、目的に合った機能が備わっているかが重要です。例えば、会費管理を重視する団体と、イベント運営を中心とする団体では求める機能が異なります。
導入効果を得るためには、まず自団体の目的を明確にし、必要な機能を整理してから候補を絞ることが欠かせません。
以下の表は、代表的な目的ごとに必要な機能と導入事例を整理したものです。システム選定時の判断基準として活用してください。
▼会員管理システムの導入目的と必要な機能例
本記事では目的別に以下のおすすめな会員管理システムを紹介しています。
早速おすすめなシステムが知りたい方は気になる特徴をクリックしてください。該当箇所にジャンプできます。
管理者も会員も使いやすい操作性を備えているか
会員管理システムは、誰でも迷わず使える操作性が不可欠です。
管理者にとっては名簿更新や会費処理、イベント登録を直感的に扱えることが重要です。会員側も申込や入金確認、情報変更をスムーズに行えることで、利便性と信頼性が高まります。特に高齢層やITに不慣れな会員が多い団体では、わかりやすいUIが定着の鍵となります。
導入前にはデモ画面や無料トライアルで実際の操作感を確認しましょう。加えて、会員が自分で手続きを完結できるセルフサービス機能があれば、事務作業や問い合わせ対応の削減につながります。
初期費用・月額料金・従量課金など料金体系が明確か
会員管理システムは、料金体系が明確でなければ安心して導入できません。初期費用や月額料金が低くても、会員数の増加や機能追加で従量課金が発生し、結果的にコストが膨らむケースもあります。
そのため、導入時には基本料金だけでなく、利用規模に応じた費用変動を確認することが重要です。
比較検討の際は、公式サイトの料金表や利用規約を確認し、将来の会員数やイベント規模を想定したシミュレーションを行うと安心です。透明性のある料金体系を持つシステムを選ぶことで、予算の見通しが立ちやすく、長期運用に耐えられる環境を整えられます。
無料プランの場合、サービス拡大に対応できる拡張性があるか
無料プランを選ぶ際は、将来の拡張性を重視することが不可欠です。会員数やイベント数が増えると、無料プランの範囲では機能不足に直面しやすく、結果的に別システムへの乗り換えが必要になるケースもあります。
導入初期のコストを抑える目的で無料プランを活用するのは有効ですが、拡張性が乏しいと長期利用には不向きです。
特に、団体規模が大きくなるとデータ容量やサポート範囲の制限が課題となるため、利用規約やFAQで事前に確認しておきましょう。拡張性を備えたシステムを選んでおけば、成長段階に応じて無理なく機能を広げられ、長期的に安定した運営が可能になります。
セキュリティ対策と導入後のサポート体制は十分か
会員情報を扱う以上、システムの安全性とサポート体制は欠かせません。SSL通信やアクセス制御、バックアップが備わっていれば基本的な安心は確保できます。加えて、法令に沿った運用が可能かどうかも確認しておきましょう。
導入後は操作や設定で疑問が生じることが多いため、サポート対応の質が運用の安定につながります。問い合わせ窓口やFAQが整っていれば問題解決が早く、利用定着もスムーズです。
システム選定の際は、セキュリティの仕組みとサポート内容を併せて確認することが重要です。
会員管理システムおすすめ15選を特徴別に比較
会員管理システムは種類が多く、目的に合わないと効果を発揮しません。
ここでは、用途別におすすめの15サービスを厳選し、主な機能や費用などを比較します。
※気になる特徴を押すとジャンプします
おすすめの会員管理システム【会員情報の一元管理】
会員情報や会費、イベントを一括で管理できるシステムは、事務作業の効率化に直結します。
一元管理が可能なサービスを導入すれば、会員情報の更新や入金確認、イベント申込を同じ画面で扱えるため、作業の手間を大幅に削減できるのです。
ここでは、会員情報の一元管理におすすめなシステムを3つ紹介します。
シクミネット|会員・会費・イベントを一元管理
引用元:シクミネット
シクミネットは、会員管理や入金処理、イベント受付、メール配信を一画面で完結できるクラウド型サービスです。
管理画面や会員向けマイページは直感的に操作できる設計で、ITに不慣れなスタッフや高齢の会員でも安心して利用できます。会員がマイページを使わない場合でも、管理者が代理で処理できる仕組みが備わっています。
決済はクレジットカードのほか、コンビニ払い・口座振替・Pay-easyなど幅広く対応しています。イベント受付機能も強化されており、セミナーや総会の申込から参加費決済、受付リストの自動作成までを一括で行えます。
SPIRAL®|柔軟な会員データベース設計に対応
引用元:SPIRAL®
SPIRAL®は、ローコード開発基盤を活用したクラウド型会員管理システムです。
会員データベースやログイン機能、マイページ、メール配信、アンケートを組み合わせ、自社専用の会員サイトや業務アプリを構築できます。
WordPressなど既存CMSとも連携でき、必要に応じて会員機能だけを追加するような使い方にも対応可能です。
MiiT+(ミータス)|消込作業も自動で効率アップ
引用元:MiiT+
MiiT+(ミータス)は、イベントやセミナー運営をスムーズにするための管理ツールです。参加申込から入金確認、当日の受付までをオンラインでまとめて処理できるため、担当者の負担を軽減します。
スマートフォンで手軽に申し込める仕組みを備えており、参加者は事前決済や領収書取得まで自分で完結可能です。当日はQRコードを提示するだけで入場でき、受付の待ち時間を抑えられます。
おすすめの会員管理システム【拠点運営の効率化】
ジムやスクールなどリアル拠点を持つ団体では、予約や入退館、決済をスムーズに管理できるシステムが欠かせません。
拠点運営に特化したシステムを導入すれば、予約管理や会員証のデジタル化、月謝や利用料の自動決済までを一元化でき、現場の手間を大幅に削減できます。
ここでは、拠点運営の効率化におすすめなシステムを3つ紹介します。
hacomono|リアル拠点の会員管理に強み
引用元:hacomono
hacomonoは、会員管理や予約、決済だけでなく、スクール管理や物販まで幅広い業務を一つの基盤にまとめられるクラウドサービスです。フィットネスジムや習い事スクールなど、拠点運営を省力化したい施設に適しています。
運営に必要な機能を集約することで、日々の作業を減らしスタッフの負担を軽くします。
入退館機能ではQRコードやスマートロックと連携でき、無人店舗や24時間営業にも対応可能です。さらにLINEやZoomとつなげて会員とのやり取りをスムーズに行えるため、現場の効率化と顧客体験の向上を同時に実現できます。
SmartHello|地域団体向けの柔軟な情報管理
引用元:Smart Hello
Smart Helloは、店舗型ビジネスの運営効率を高めることを目的に開発されたクラウド型会員管理システムです。
フィットネスクラブやコワーキングスペースを中心に導入されており、予約や会費徴収、来場データをまとめて管理できます。複数拠点の一括管理に対応しているため、規模拡大を見据えた事業にも活用可能です。
また、タブレットやスマートフォンからも操作しやすく、現場スタッフの事務作業を軽減します。無人運営やペーパーレス受付に対応できる点も特徴で、人的リソースを抑えつつ会員サービスの質を維持できます。
MOSH|予約・決済・会員連携を一つの画面で完結
引用元:MOSH
MOSHは、スマホ一つで講座やサービスの予約受付から販売まで行えるプラットフォームです。ヨガやフィットネスのインストラクター、少人数制スクールの運営者、イベント主催者に向いています。
ページ作成機能を備えており、告知や申込ページを簡単に公開できます。決済や領収書発行も自動化され、集金作業の手間を省けるのが特徴です。さらに、月額制や回数券、クーポン配布などの仕組みに対応し、安定的な収益基盤を築けます。
SNSやLINEとの連携による集客支援や、自動リマインド配信で参加率を高められる点も強みです。
おすすめの会員管理システム【CRM・情報共有強化】
会員との関係性を深めたい団体や、複数の担当者で情報を共有する必要がある組織には、CRMや情報共有機能を備えたシステムが適しています。
営業活動やサポート対応を一元化できるため、会員満足度の向上と業務効率化を同時に実現できる点が特徴です。
ここでは、CRM・情報共有に強いシステムを3つ紹介します。
Zoho CRM|配信・分析に活用できるCRM
引用元:Zoho CRM
Zoho CRMは、営業活動と会員・顧客情報の管理を一体化できるクラウド型システムです。直感的に操作できるUIと低コストな料金設計が特徴で、初めてCRMを導入する中小企業や団体にも向いています。
顧客属性や行動履歴、商談状況を一元管理できるため、営業進捗を可視化しやすく、チーム内で情報を共有するのに役立ちます。リードスコアリングやメール自動配信を組み合わせれば、見込み客の育成から成約までの流れを効率化可能です。
業種別のテンプレートやチャットボット、自動通知といった機能も備えており、業務効率と顧客対応の質を両立できます。
kintone|現場の業務に合わせて自由にカスタマイズ可能
引用元:kintone
kintone(キントーン)は、サイボウズが提供する業務アプリ構築型のクラウドサービスです。
中小企業から大規模組織まで幅広く導入されており、顧客管理や案件共有を自社の業務に合わせて柔軟に設計できます。特に「既存の仕組みにシステムを合わせたい」と考える企業や団体に向いています。
ノーコードでアプリを作成できるため、専門知識がなくても現場主導で改善を進められる点が強みです。顧客データや営業進捗を記録し、グラフやレポート機能を活用すれば、成約率やキャンペーン効果を可視化できます。
さらに、外部サービスとのAPI連携も豊富で、マーケティングから営業、サポートまで一元的に顧客対応を管理可能です。
スマートコア|会員サイト・ログイン機能が簡単に導入可能
引用元:スマートコア
スマートコアは、協会や学会、同窓会などで利用されている会員管理システムです。会員制サイトを構築して情報発信やコミュニケーションを一元化できます。
団体のオンライン基盤として活用できるため、紙やメールに依存していた事務連絡を効率化したい組織に適しています。
モジュール型で必要な機能だけを組み合わせられる柔軟性も特徴です。会員専用ページを使ったお知らせ配信や交流機能を持たせられるほか、導入時の初期設定支援や運用中のフォローも充実しています。
セキュリティ対策や専用サポート体制が整っており、長期にわたり安定した運営を実現できます。
おすすめの会員管理システム【イベント運営効率化】
セミナーや学会、展示会などイベントを多く開催する団体では、申込受付から参加者管理、当日の運営までを一元化できるシステムが役立ちます。
ここでは、イベント運営におすすめなシステムを3つ紹介します。
Event Cloud Mix|多様なイベントに対応可能
引用元:Event Cloud Mix
Event Cloud Mixは、TKPが提供するイベント運営特化型のクラウドサービスです。申込受付や参加者管理だけでなく、事前準備から当日の受付、終了後のフォローまでをワンストップで自動化できます。
展示会、大型カンファレンス、社内セミナーなど多様な形式に対応できる点が特徴です。100を超える機能を搭載し、カレンダーやタスク管理で関係者の進捗を可視化できます。
さらにQRコード受付や名刺交換履歴のデータ化、リマインドメール配信にも対応。オンライン配信やアーカイブ機能も備えており、リアルとオンラインを組み合わせた運営にも適しています。
Peatix|チケット制イベントに最適
引用元:Peatix
Peatixは、コミュニティ形成を重視したイベント管理・チケット販売プラットフォームです。国内外で利用されており、勉強会やワークショップ、ライブイベントなど小規模から中規模の開催に適しています。
QRコードを使った受付機能や参加データの分析機能を備え、運営側は参加者の動向をリアルタイムで把握できます。
無料イベントであれば利用料はかからず、有料チケットの販売時のみ手数料が発生する明快な料金体系も魅力です。
イーベ!|シンプル操作でイベント申込・管理を効率化
引用元:イーベ!
イーベ!は、イベントの告知から申込受付、決済、当日の受付、さらには顧客管理までを一元的に扱えるクラウド型システムです。オンライン・オフライン両方のイベントに対応でき、直感的に操作できるUIと多彩な現場機能を備えています。
特にリマインド配信やQRコード受付を必要とする中〜大規模イベントの主催者に適しています。
標準で申込フォーム作成や決済連携、メール自動配信、データ分析機能を搭載しており、参加者対応の効率化と運営負担の軽減を両立できます。
おすすめの会員管理システム【会費・決済自動化】
会費や月謝の徴収を手作業で行うと、未納管理や消込作業に多くの時間がかかり、担当者の負担が大きくなります。
会費・決済に特化したシステムを導入すれば、定期課金や自動消込により入金管理を効率化でき、ミスや確認漏れを防止できます。
ここでは、会費管理に強いシステムを3つ紹介します。
会費ペイ|小規模でも使いやすい決済機能
引用元:会費ペイ
会費ペイは、会員管理と決済機能を一つにまとめたクラウド型システムです。フィットネスジムや学習塾、スクール、オンラインコミュニティ、学会など幅広い分野で活用されており、導入実績は累計10,000件を超えています。
入会申込フォームから入力された情報は自動で会員データに登録され、月額請求、入金確認、決済完了通知までをシームレスに処理可能です。未納者には自動でリマインドメールが送られるため、請求や消込の作業を大幅に削減できます。
初期費用・月額費用はかからず従量課金制のため、小規模団体でも導入しやすい点も魅力です。
サブスクペイ|会費の自動徴収と決済に対応
引用元:サブスクペイ
サブスクペイは、定期課金型サービスや会員制ビジネスに特化したクラウド型決済システムです。スクールや協会、オンラインサービスなど、継続課金を軸に運営する団体や企業に向いています。
クレジットカード、口座振替、コンビニ払い、銀行振込など多様な決済手段に対応し、定期的な入金を自動で処理できます。会員データベースや請求管理、レポート機能、債権回収までを統合しているため、事務作業を大幅に削減可能です。
さらに、自社サイト上に会員登録から課金フローを構築でき、ローコードで専用サイトを立ち上げられる点も強みです。APIによる外部システム連携も可能で、柔軟な運用に対応できます。
月額パンダ|使用月のみ課金できる柔軟な料金設定
引用元:月額パンダ
月額パンダは、毎月の会費や月謝の徴収を効率化したい団体やスクールに向いているクラウド型の自動集金サービスです。利用がある月だけ手数料が発生する従量課金モデルのため、会員数や稼働状況に応じて無駄なく運用できます。
管理画面はシンプルで、パソコンやスマートフォンから操作可能です。決済状況の確認や会員リストの管理、未払い者への自動督促メール送信など、運営に必要な機能をコンパクトに備えています。
クレジットカードと口座振替の両方に対応し、未回収が発生した場合はコンビニ払いやPayPayでフォローできる柔軟さも特徴です。
会員管理システムとは|おすすめ機能一覧
会員管理システムは、会員情報や会費、イベント、コミュニケーションなどを一元化できる基盤です。従来はエクセルや紙ベースで管理していた情報をクラウド上で整理し、業務の効率化と情報共有のスピード向上を実現します。
ここでは代表的な機能を5つ紹介します。
- 会員情報の登録・管理
- 会費徴収・決済管理
- イベント・予約管理
- メール配信・CRM機能
- 分析・セキュリティ管理
会員情報の登録・管理
会員情報の正確な管理は、すべての会員制組織に共通して求められる基本機能です。入会時の登録内容や更新情報をクラウド上で一元化することで、担当者間での共有がスムーズになり、名簿の重複や記入ミスを防げます。
特に協会や学会、NPO法人のように会員数が多い団体では、検索やフィルタ機能によって対象者をすぐに抽出できる仕組みが不可欠です。
さらに、会員自身が専用マイページから情報を更新できる仕組みを導入すれば、事務局側の負担を減らしつつ情報の正確性も保てます。履歴管理ができるシステムであれば、過去の更新内容や退会理由も把握でき、分析や改善に役立ちます。
イベント参加履歴や決済データと連携できると、会員ごとの活動状況を立体的に把握できる点も大きなメリットです。
会費徴収・決済管理
会費や月謝の徴収は、会員管理業務の中でも特に負担が大きい分野です。入金確認や未納者への督促を手作業で行うと、時間がかかるうえにミスも発生しやすくなります。決済機能を備えた会員管理システムを導入すれば、定期課金や自動消込により作業を効率化でき、入金状況をリアルタイムで把握できます。
クレジットカードや口座振替、コンビニ払いなど複数の決済手段に対応しているサービスを選べば、会員の利便性も向上します。また、未納者への自動リマインド機能があれば、担当者の対応を減らしつつ回収率を高めることが可能です。
会費や決済管理をシステム化することで、事務局の業務を軽減しながら会員満足度の向上につなげられます。
イベント・予約管理
イベントやセミナー、スクールの授業などを運営する団体にとって、予約と参加管理を効率化する仕組みは欠かせません。従来のメールや電話での受付は、管理が煩雑になりやすく、定員超過や連絡漏れといったリスクを招きます。
会員管理システムにイベント・予約管理機能を組み込めば、申込フォーム作成から受付、決済、当日の出席確認までを一元化でき、運営負担を大幅に軽減できます。
また、QRコードによるチェックインや自動リマインド配信といった機能を使えば、当日の受付をスムーズにし、参加率を向上させられます。さらに、参加履歴をデータ化して会員ごとの興味や関心を把握できるため、次回以降のイベント企画や案内に活かすことが可能です。
メール配信・CRM機能
会員との関係性を深めるためには、情報を的確に届ける仕組みが必要です。
会員管理システムにメール配信やCRM機能を組み込むことで、名簿情報と連動したターゲット配信が可能になります。従来の一斉送信ではなく、属性や参加履歴に応じて配信内容を変えることで、開封率や反応率の向上が期待できます。
さらに、配信履歴やクリック率などのデータを蓄積すれば、会員の関心領域を把握し、次の施策に活かせます。CRM機能を通じて問い合わせや商談状況を共有できれば、複数の担当者で一貫した対応を取れる点も大きなメリットです。
分析・セキュリティ管理
会員管理システムを活用するうえで、データの分析とセキュリティ対策は欠かせません。
会員の入退会動向やイベント参加率、決済状況を可視化することで、組織の課題を把握し、次の施策につなげられます。グラフやレポート機能を備えたシステムを選べば、担当者が専門知識なしで状況を把握でき、経営層への報告もスムーズです。
同時に、会員の個人情報を扱う以上、セキュリティ水準の高さも重要です。アクセス権限の設定や通信の暗号化、ログ管理機能が備わっていれば、不正利用や情報漏洩のリスクを軽減できます。
会員管理システムに関するよくある質問
会員管理システムの導入を検討する際、多くの担当者が「無料で使えるのか」「エクセルで代用できないのか」「クラウド型とオンプレ型はどちらが良いのか」といった疑問を持ちます。
ここでは、特によく寄せられる質問を整理し、それぞれのメリット・注意点を解説します。
- 会員管理システムは無料で使えますか?
- 会員管理システムはエクセルなどで自作できますか?
- 会員管理システムはクラウド型かオンプレ型のどちらが良いですか?
会員管理システムは無料で使えますか?
一部のサービスでは、初期費用や月額費用が無料で利用できるプランがあります。ただし、機能制限がある場合や、ケースが多いため、無料プランを選ぶ際は利用条件を確認することが大切です。
小規模団体やテスト導入には有効ですが、本格運用には有料プランを検討する必要があります。
会員管理システムはエクセルなどで自作できますか?
エクセルやスプレッドシートで簡易的な名簿管理は可能ですが、会費徴収やイベント管理、セキュリティ対策までは対応できません。
会員数が少ない場合は一時的な方法として利用できますが、会員数が増えると入力ミスや情報漏洩のリスクが高まります。将来的な運営効率や安全性を考えると、専用システムの導入が望ましいでしょう。
会員管理システムはクラウド型かオンプレ型のどちらが良いですか?
クラウド型は初期費用が抑えられ、インターネット環境があれば場所を問わず利用できるのが利点です。一方、オンプレ型は自社サーバー上で運用するため、カスタマイズ性やセキュリティを自社でコントロールできます。
小規模〜中規模団体にはクラウド型、大規模で独自要件が多い団体にはオンプレ型が適しています。
会員管理を効率化したい方へ
まとめ:自社に合った会員管理システムを選ぼう
本記事では、会員管理システムの選び方やおすすめサービスを特徴別に紹介しました。
会員情報や会費、イベント運営、コミュニケーションなど、必要な機能は団体の目的や規模によって異なります。だからこそ、導入前に優先順位を整理し、自団体に合ったシステムを見極めることが重要です。
適切なサービスを選べば、業務効率化だけでなく会員満足度の向上にもつながり、長期的に安定した運営基盤を築けます。
会費徴収機能・イベント申込機能・メール配信機能を備えた会員管理システム「シクミネット」を開発・販売するしゅくみねっと株式会社のコラム編集部です。豊富なシステム導入実績に基づいた、会員管理に関する情報を幅広く発信しています。