作成日:2025.07.19 更新日: 2025.07.19
イベント管理システムおすすめ10選|主な機能やメリットも解説
イベントは集客や商談化を加速させる有力なマーケティング手法のひとつです。しかし、参加者情報の整理や受付対応に時間を取られ、肝心の成果につながらないケースもあります。
限られた人員で成果を最大化するには、業務の自動化とデータ活用が欠かせません。イベント管理システムを導入すれば、受付からレポート分析までを効率よく運用できます。
本記事では、おすすめのイベント管理システムを10種類紹介します。イベント運営の質を向上させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ▼この記事でわかること
- イベント管理システムとは?
- イベント管理システムおすすめ10選
- イベント管理システムの選び方
- イベント管理システムの主な機能
- イベント管理システムの導入メリット
イベント管理を効率化したい方へ
目次
イベント管理システムとは?
イベント業務を効率化するなら、専用のシステム導入が有効です。
イベント管理システムとは、セミナー・展示会・社内イベントなどの企画から受付、集客、決済、レポート作成までを一括で支援するツールです。従来は紙やエクセルで管理していた業務を、クラウド上で効率的に処理できます。
例えば、参加申し込みフォームの自動作成、受付リストの自動出力、オンライン決済対応、QRコードチェックイン、アンケート配信などが可能です。人手に頼っていた煩雑な作業が大幅に削減され、担当者の業務負担が軽減されます。
また、イベント参加者の属性や参加履歴をデータとして蓄積・分析できるため、次回イベントの改善にも役立ちます。リアルイベントだけでなく、ウェビナーやハイブリッド開催にも対応できるツールが増えており、用途に応じて柔軟に選べる点も特徴です。
イベント管理システムおすすめ10選
イベント管理システムは数多く存在しますが、対応できるイベント形式や機能、料金体系、連携性に大きな違いがあります。
自社のイベント運営に適したツールを選ぶには、それぞれの強みを把握することが重要です。
ここでは、セミナー・展示会・社内イベント・ウェビナーなど、幅広いシーンに対応できる信頼性の高いツールを厳選して紹介します。
サービス名 | おすすめポイント | 費用 | サービスURL |
---|---|---|---|
シクミネット | 会員・決済・イベント管理を一元化。公共機関や団体向けに強み。 | ベーシックプラン:初期198,000円(税込)〜、月額36,960円(税込)〜 OB会・同窓会プラン:初期55,000円(税込)〜、月額0円〜 |
https://shikuminet.com/ |
Peatix | 無料イベントは手数料0円。アプリで受付や販売管理も対応。 | 有料チケット:4.9%+99円/枚、Peatix Liveは追加1.1%+51円 | https://peatix.com |
formrun | ノーコードで申込フォーム作成。顧客管理や決済も一元化。 | 無料〜月額25,800円(用途により複数プランあり) | https://form.run |
CLOUD PASS | 展示会や公演向け。座席・整理券対応。OEMやAPI連携に強い。 | 発券手数料200円〜、月額5万円〜(プランにより異なる) | https://cloud-pass.info/event/info/ |
eventos | ノーコードでイベントサイト・アプリ作成。DXと連携機能が充実。 | 初期60万円、年額120万円〜(プランにより変動) | https://cloud-pass.info/event/info/ |
SHANON MARKETING PLATFORM | 出展管理・受付・フォローまで一貫。CRMやSFAとの連携も可能。 | 要問い合わせ(規模・機能により個別見積) | https://www.shanon.co.jp/eventmarketing/ |
楽らく受付くん | 定員管理・入力チェック・自動返信など受付に特化。低コスト。 | 初期費用なし、月額13,000円、案内LPは+60,000円 | https://wuke.jp/ |
Event Cloud Mix | 機能100以上を一元提供。QR受付や配信機能も豊富。 | 月額9,800円〜88,000円、初期費用無料 | https://eventcloudmix.com/ |
イーベ! | QR受付・決済・顧客管理を標準搭載。中大規模向けに最適。 | 初期費用55,000円〜、月額33,000〜66,000円(3プラン) | https://www.event-form.jp/ |
EventRegist | 無料プランから利用可能。QR受付や高度な来場管理に対応。 | Basic無料、手数料8%。上位プランは要見積+手数料8% | https://eventregist.com/ |
シクミネット
引用元:シクミネット
シクミネットは、会員管理、決済管理、イベント運営を一体化した国産クラウドシステムです。自治体や協会から企業まで600団体以上が導入しています。
イベント管理機能では、新規イベントの作成や複製、定員・会員価格設定、申込フォーム生成、参加者一覧管理などが可能です。
オンラインイベントにも対応しており、Zoom連携や自動で申込者に参加URLを送信できます。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | シクミネット |
おすすめポイント | 会員情報・会費・イベント・メール配信を一画面で一元管理。直感的UIと代理入力対応あり。多様な決済手段。電話・会員問合せサポート対応。 |
費用 | ・ベーシックプラン:初期198,000円(税込)〜、月額36,960円(税込)〜 ・OB会・同窓会プラン:初期55,000円(税込)〜、月額0円〜 |
サービスURL | https://shikuminet.com/ |
会員管理を効率化したい方へ
Peatix
引用元:Peatix
Peatixはコミュニティ形成に強みを持つ、グローバル対応のイベント管理・チケット販売プラットフォームです。QRコードによるチェックインやデータ分析機能も備え、小規模〜中規模イベントに最適です。
無料イベントは完全無料で使用できます。有料イベントでは、チケット1枚につき課金手数料として「4.9%+99円」がかかります。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | Peatix |
おすすめポイント | ・無料イベントは完全無料 ・手数料体系が明快で、QRコード受付・データ分析・リアルタイム管理も可能 |
費用 | 有料チケット:4.9%+99円/枚 Peatix Live:+1.1%+51円/枚(最大6.0%+150円/枚) |
サービスURL | https://peatix.com |
formrun
引用元:formrun
formrunは、ノーコードで高機能な申込フォームが作成できる日本発のクラウドサービスです。特にイベント申し込み管理に強く、リアルタイム入力補助やEFOにより参加離脱を防ぎ、申込率を高めます。
決済連携もスムーズで、カード決済と連動した受付一元化が可能です。
カンバン方式の管理画面では、申し込みステータスや顧客対応状況がひと目で分かり、担当者間の情報共有も効率的にできます。Google スプレッドシートや各種チャットツールとの連携で、通知・データ蓄積への自動対応も可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | formrun |
おすすめポイント | 決済付きフォームをノーコードで作成できる。決済手数料は業界最安水準2.99%。サブスクリプション決済・PayPal連携対応。 |
費用 | 初期費用・月額:0円 決済手数料:2.99%(最低150円/件など条件あり) |
サービスURL | https://form.run/home/use/payment-form |
CLOUD PASS
引用元:CLOUD PASS
CLOUD PASSは、コンサート・劇場・展示会などチケット管理に強みを持つ国産クラウド型イベント管理システムです。
オンライン販売・当日発券・QR受付などを一元化し、来場者管理と売上・在庫をリアルタイムで可視化できます。
特に指定席・ゾーン管理機能が充実しており、大規模会場やセグメント販売に対応可能です。また、整理券発行など飲食・観光イベント向けの簡易受付にも新対応しています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | CLOUD PASS |
おすすめポイント | ・チケット販売・発券・受付を統合管理 ・座席指定や整理券対応など多機能設計 ・リアルタイム売上・来場者可視化 ・ISO取得&API連携・OEM対応 |
費用 | フリープラン:初期/月額 ¥0、発券手数料 ¥200〜/枚 スタンダード:初期/月額 ¥50,000〜、発券 ¥0、決済手数料 4% |
サービスURL | https://cloud-pass.info/event/info/ |
eventos
引用元:eventos
eventosはノーコードでイベントサイト・アプリ・受付・データ分析を一体管理できる国産プラットフォームです。導入実績が7,000件以上あり、大規模イベントや展示会、ウェビナー、ハイブリッド開催など幅広く対応できます。
複数イベントを一元管理できるポータル化機能や、独自ドメイン・HTML/CSSカスタマイズにも対応し、自社ブランドに最適化された運営が可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | eventos |
おすすめポイント | ・ノーコードでサイト・アプリ作成 ・現場向けQR受付・名刺交換・商談マッチング ・抽選・先着・クーポン対応のチケット販売 ・ライブ配信機能・視聴ログ取得・アーカイブ配信 ・リード収集・顧客分析・CRM連携 |
費用 | ライトプラン:初期60万円・年額120万円~(500~3,000名規模) スタンダード/プレミアムは来場規模に応じて240万~480万円/年 |
サービスURL | https://eventos.tokyo/ |
SHANON MARKETING PLATFORM
SHANON MARKETING PLATFORM は、リアル・オンライン・ハイブリッドに対応したイベント管理システムです。事前の申込から当日受付、出展社管理、会期後のフォローまでワンストップで一括管理できます。
出展社や来場者との資料授受・提出状況をオンラインで把握できる機能や、QRコードを使ったスムーズな来場者管理も備えています。さらに、豊富な連携機能やAPIを活用したCSV出力により、CRMやSFAツールとの高度な連携も可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | SHANON MARKETING PLATFORM(シャノン) |
おすすめポイント | ・事前申込~当日受付~アフターフォローまで一元管理可能 ・出展社資料提出・来場者管理をオンラインで効率化 ・QR受付・バーコード・来場通知や制限対応機能 ・CRM/SFA連携+CSV/API出力、マルチフォーマット対応 ・フォーム・メール自動化で運営負担約50%削減 |
費用 | 要問い合わせ(導入要件・規模に応じ個別見積) |
サービスURL | https://www.shanon.co.jp/eventmarketing/ |
楽らく受付くん
引用元:楽らく受付くん
楽らく受付くんは株式会社コームラが提供する、セミナーや研修に特化したクラウド型受付システムです。設置費は無料で、月額13,000円から開始可能です。
主に小規模〜中規模のセミナー運営者向けの仕様ですが、オプション展開により多様な運用にも対応可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | 楽らく受付くん |
おすすめポイント | ・設置費無料、月額13,000円で開始可能 ・入力チェック・定員管理で申込ミス防止 ・受付完了・リマインドメールの自動送信・CSV出力 ・バックアップでデータ活用が容易 ・オプションで案内Webページ・印刷物にも対応 |
費用 | 初期費用:¥0 月額:¥13,000(税込) 案内Webページオプション:+¥60,000 |
サービスURL | https://wuke.jp/ |
Event Cloud Mix
引用元:Event Cloud Mix
Event Cloud Mixは、TKPが提供するクラウド型イベント管理システムです。事前準備から当日の受付、事後フォローまで一連の工程をワンストップで自動化できます。
100以上の機能を統合し、展示会から社内セミナーまで多様なイベントに対応可能です。
カレンダー・リマインダーやタスク管理機能により、関係者間の作業分担と進捗を見える化できます。メール配信、QRコード受付、名刺交換履歴などもクラウド上で管理でき、運営負荷を大幅に軽減します。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | Event Cloud Mix(イベントクラウドミックス) |
おすすめポイント | ・事前~事後のワンストップ管理(100+機能) ・QR受付・名刺交換・リマインド配信など現場機能も充実 ・オンライン配信・アーカイブ・ログ取得にも対応 ・ISO27001取得、安全性・可用性に優れる |
費用 | 月額:SSプラン¥10,780~/S:¥21,780~/M:¥32,780~/L:¥88,000~(税込) 初期費用:無料 |
サービスURL | https://eventcloudmix.com/ |
イーベ!
引用元:イーベ!
イーベ!は、告知・申込・決済・当日受付から顧客管理までを一括で支援するクラウド型イベント管理ツールです。オンライン・オフライン問わず対応し、直感的なUIと豊富な現場機能で効率的な運営を実現できます。
特にリマインドや受付に対応したい中〜大規模イベント運営者に向いています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | イーベ! |
おすすめポイント | ・QRコード受付・フォーム作成・決済連携・メール自動配信・分析機能を標準搭載 ・直感的UIで小規模〜大規模まで対応 ・セキュリティ基盤が強固 |
費用 | 初期費用:55,000円~ 月額:33,000円~66,000円/月(用途・規模に応じた3プラン体制)30日間無料トライアルあり |
サービスURL | https://www.event-form.jp/ |
EventRegist
引用元:EventRegist
EventRegistは、告知・決済・参加者管理・当日受付まで網羅する国産イベントマーケティングプラットフォームです。Basicプランは無料で、主催者は必要に応じてBasic+・Premium・Enterprise プランへグレードアップできます。
コストを抑えつつ機能拡張したい企業や、現場受付の確実性を重視する運営者に適しています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | EventRegist(イベントレジスト) |
おすすめポイント | ・Basicプランが無料で利用可能 ・QR受付アプリ&チェックイン対応 ・タイムテーブル設定・トラッキングなどPremium機能充実 ・参加者データの一元管理+CRM連携も可能 |
費用 | 初期費用:55,000円~ 月額:33,000円~66,000円/月(用途・規模に応じた3プラン体制)30日間無料トライアルあり |
サービスURL | https://eventregist.com/ |
イベント管理システムの選び方
導入効果を最大化するには、目的や規模に合ったシステム選定が不可欠です。多機能なイベント管理システムが増える中で、必要な機能だけを的確に備えたサービスを選ぶことが重要です。
- ▼イベント管理システムの選び方
- 対応できるイベント形式の幅広さがあるか
- 申込受付・決済・出欠管理が自動化できるか
- 顧客・参加者情報を効果的に管理できるか
対応できるイベント形式の幅広さがあるか
イベントの形式には、セミナー・展示会・講演会・カンファレンス・社内研修・オンライン配信・ハイブリッド型などさまざまな形があります。そのため、対応範囲の狭いシステムでは、機能不足や設定制限が運用の支障になりかねません。
たとえば、リアルイベント中心であればQRコード受付や座席管理機能、オンライン中心であればZoom連携・視聴ログ取得・アーカイブ機能などが必須です。
ハイブリッド型イベントでは、参加形式によって異なる対応が必要になるため、柔軟なフォーム設計や参加者セグメント機能が求められます。
申込受付・決済・出欠管理が自動化できるか
参加申込から支払い、当日の受付対応までをすべて人力で行うのは、人的リソースが限られる企業にとって大きな負担になります。
イベント管理システムを選定するうえで、申込〜決済〜出欠確認までの自動化機能が整っているかは、導入効果を左右する重要な要素です。自動化が整えば、ミス防止と業務効率化を同時に実現できます。
顧客・参加者情報を効果的に管理できるか
イベント管理システムを選ぶ際に、参加者情報をどこまで活用できるかは重要なポイントです。イベントを通じて得られる顧客データは、営業やマーケティングにとって貴重な資産です。
しかし、ただ情報を集めるだけで管理が煩雑になっていたり、使い道が限定されていたりすると、せっかくのリードが埋もれてしまいます。情報を記録するだけでなく、整理し、次のアクションに結びつけられることが、本当に価値のある情報管理です。
理想的なのは、参加申込時の入力内容、決済履歴、出欠情報、アンケート結果などが一元的に紐づいて管理できる仕組みです。情報を参加者ごとにまとめて把握できれば、イベントごとの接点を積み重ねて、継続的な関係構築につなげられます。
イベント管理システムの主な機能
イベント管理システムは、ただ申込を受け付けるだけのツールではありません。
申込管理・決済処理・当日受付・顧客データ管理・アンケート集計・レポート作成まで、イベント運営に必要な工程を幅広くサポートする機能が備わっています。
ここでは、代表的な機能を5つに分けて詳しく解説します。
- ▼イベント管理システムの主な機能
- 参加申込・受付管理
- 顧客データの一元管理
- 決済・チケット管理
- アンケート・レポート機能
- 配信・オンライン対応機能
参加申込・受付管理
申込から受付までの流れをどこまで自動化できるかが、システム導入の成果を左右します。
イベント運営では、参加希望者の情報収集から当日の来場確認まで、多くの工程が発生します。
手作業で対応する場合、入力ミスや対応漏れが起きやすく、担当者の負担も大きくなります。受付作業が滞れば、参加者にとっても不満が残るイベントになるため注意が必要です。
申込から受付までの一連の業務がシステムにより整理されていれば、運営側の負担は減少します。受付対応の精度が向上すれば、参加者の満足度も自然に高まり、次回以降の集客や信頼形成にもつながります。
顧客データの一元管理
イベントを通じて取得できる顧客情報には、氏名や連絡先だけでなく、所属企業、役職、参加履歴、関心分野、決済状況など多くの重要データが含まれます。
情報が分散して管理されていると、マーケティングや営業活動で有効に活用することは難しくなります。そのため、データを蓄積するだけでなく、関係性の強化や商談機会の創出に活かせる仕組みが重要です。
過去にどのイベントへ申し込んだか、当日の来場有無、アンケート回答内容、購入履歴などをひとつの画面で確認できれば、行動履歴をもとにした施策が検討しやすくなります。
決済・チケット管理
決済とチケット発行がシステム上で一体化されていなければ、業務は複雑化し、参加者対応も不安定になります。
イベント運営において、参加費の支払いとチケット管理は最もトラブルが起こりやすい工程です。申込完了後に手動で入金確認を行っている場合、参加者との連絡が煩雑になり、確認ミスや二重対応も発生しがちです。
スムーズな決済処理と連動したチケット発行機能を持つシステムを選ぶことが、運営の安定につながります。
アンケート・レポート機能
イベントの成果を正しく評価し、次回以降の内容や運営方法を改善するには、参加者の反応を数値として可視化する仕組みが欠かせません。
アンケートやレポート機能が充実しているシステムであれば、終了後すぐにデータを集計・分析でき、運営体制の改善や企画立案の精度が高まります。
アンケート機能では、イベント直後に参加者へ自動送信できる仕組みがあるかどうかが重要です。フォームの自由設計が可能であれば、満足度、講演内容、スタッフ対応、設備環境、再来希望など、目的に応じた質問項目を柔軟に設定できます。
配信・オンライン対応機能
近年のイベント運営では、現地参加型に加えて、オンライン配信やオンデマンド視聴への対応が必須となっています。遠方や多忙な層へのリーチを広げるだけでなく、感染症対策や災害時のリスク分散にも有効です。
配信機能やオンライン対応が整っていれば、参加者の利便性も高まり、満足度の向上につながります。
また、アーカイブ配信やオンデマンド視聴に対応しているサービスであれば、当日参加できなかった層や復習目的の視聴にも対応できます。
イベント管理システムの導入メリット
イベント管理システムを導入すれば、煩雑な業務の多くが自動化され、人的ミスの削減と作業時間の短縮が実現できます。
ここでは、イベント管理システムの導入によって得られる具体的なメリットを4つに分けて解説します。
- ▼イベント管理システムの導入メリット
- イベント業務の自動化と効率化
- 顧客データの活用
- 参加率と満足度の向上
- 集計・分析の省力化
イベント業務の自動化と効率化
イベント管理システムを導入することで、業務の手間や人的負担を減らす仕組みが整えられます。
イベントの準備から当日の対応、終了後の集計・分析まで、運営担当者の業務は多岐にわたります。申込受付や参加通知、リマインドメールなどが自動で送信される機能があると、確認や手入力の作業が削減され、確認漏れや返信ミスの防止につながります。
自動化機能をうまく活用すれば、担当者の負荷を減らしつつ、業務全体の流れを整えることが可能です。限られた人員でも安定した運営ができる環境が整います。
顧客データの活用
参加者の情報を適切に管理し、次の施策につなげられる体制が整っていれば、イベントは単発で終わらず、継続的な接点となります。
申込フォームやアンケートを通じて得られるデータは、氏名や連絡先にとどまりません。職種や業種、興味関心、参加履歴、決済状況など、マーケティングや営業活動に役立つ情報が数多く含まれています。情報を蓄積するだけでなく、整理しやすい構造で保持しておくことが重要です。
多くのイベント管理システムには、参加履歴やアンケート結果を個人単位で紐付けて管理できる機能が備わっています。過去にどのイベントへ参加したのか、どのようなテーマに関心を示したかを把握できれば、案内の優先度や内容を個別に調整することが可能になります。
参加率と満足度の向上
イベント管理システムを導入することで、参加率と参加者の満足度が改善される可能性が高まります。
イベント運営では、申込後に実際に来場する割合が必ずしも高いとは限りません。リマインド不足や直前の案内ミス、当日の混乱によって、申込者の一部が参加を取りやめることもあります。
参加率の低下は効果測定にも悪影響を与えます。システムの導入により、事前から当日、そして事後までのコミュニケーションが最適化され、来場促進に貢献できます。
具体的には、リマインドメールの自動送信や、参加者専用ページでの情報確認機能などが挙げられます。開催日時や会場案内、配信URLなどを明確に提示することで、迷いや不安のない参加行動を後押しできます。
集計・分析の省力化
集計や分析にかかる作業を減らせると、運営の質とスピードが大きく変わります。
イベント後には、申込数、来場率、決済状況、アンケート結果など、整理すべき情報が多数発生します。自動で集計や可視化ができるシステムであれば、精度を保ちながら効率的な情報整理が可能です。
過去のイベントと比較したい場合も、年別・月別の実績を並べて表示できる機能があれば、分析の幅が広がります。数値に基づいた振り返りができれば、企画や運営の質にも良い影響を与えます。
イベント管理を効率化したい方へ
まとめ:イベント管理システムで運営を効率化しよう
本記事では、イベント管理システムの概要や代表的な機能、導入によるメリットについて解説しました。
イベント管理システムを導入することで業務の標準化と負担軽減が図れます。申込から受付、出欠確認、データ管理までが一体化されていれば、ミスの発生を防ぎながら、運営体制も安定します。
運営の効率化を図りながら参加者の満足度を高めていくためにも、適切なシステム導入を検討してみてください。
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