作成日:2026.04.01 更新日:
【無料】WordPressで顧客管理する方法|プラグインの活用法・おすすめ連携CRM

WordPressでサイトを運営していると、「顧客情報をまとめて管理したい」「問い合わせや会員情報を一元管理したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
特に会員制サイトやコミュニティ運営、スクール、イベント運営などでは、顧客管理の仕組みを整えることが重要です。
そこで活用されているのが、WordPressで顧客管理を行えるプラグインです。会員情報の管理や問い合わせ内容の保存、顧客データの整理などを効率化できます。
本記事では、WordPressで顧客管理を行う方法やおすすめプラグイン、導入するメリット・リスクについてわかりやすく解説します。顧客管理を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
WordPressで顧客管理する方法

WordPressで顧客管理する方法は主に以下の3つです。
▼WordPressで顧客管理する方法
- 方法①|顧客管理用プラグインを活用する
- 方法②|外部のCRMツールと連携する
- 方法③|カスタム投稿やフルスクラッチ開発を利用する
それぞれの方法を解説していきます。
方法①|顧客管理用プラグインを活用する
WordPressで手軽に顧客管理を始めるなら、専用プラグインの導入がおすすめです。
プラグインとは、WordPressに新しい機能を追加するための拡張ツールのこと。専門的なプログラミング知識がなくても、インストールするだけで、顧客情報の登録や検索、問い合わせ履歴の管理などが可能です。
普段使い慣れたWordPressのダッシュボード上で操作が完結するため、新しいツールの使い方を覚える負担も少なくて済みます。
小規模なビジネスであれば、無料のプラグインだけでも十分な管理体制を構築できるでしょう。
方法②|外部のCRMツールと連携する
本格的で安全な顧客管理を目指すなら、外部のCRMツールとWordPressを連携させる方法が確実です。顧客管理に特化して開発されたシステムを利用するため、高度なセキュリティと安定した動作環境を確保できます。
一般的な連携方法としては、専用CRMツールで作成した問い合わせフォームを、WordPressサイト内に埋め込みます。万が一トラブルが発生した際にも、ベンダーによる専門的で手厚いサポートを受けられる点は大きな安心材料です。
個人情報を厳重に取り扱い、将来的な事業拡大にも柔軟に対応できる基盤を作りたい場合は、外部ツールとの連携を検討しましょう。
方法③|カスタム投稿やフルスクラッチ開発を利用する
自社独自の業務フローに合わせた顧客管理が必要な場合は、フルスクラッチで開発する選択肢もあります。開発会社に依頼して、自社のプロセスに100%適合したシステムをゼロから開発することも可能です。
ただし、多額の開発コストや高度な専門知識が求められるため、小規模な事業者にはハードルが高い側面は否めません。標準的な機能では運用できず、時間と費用をかけてでも自社専用の管理システムを構築したい場合に検討すべき方法です。
【無料あり】WordPressで顧客管理するためのプラグイン3選

WordPressで顧客管理を始めるにあたり、必要なプラグインを3つ紹介します。ここでは、具体的な特徴や活用方法について詳しく解説します。
※2026年3月時点
プラグイン①|Flamingo
Contact Form 7をすでに利用しているなら、Flamingoが最も手軽で確実な選択肢です。同じ開発者によって作られているためシステム的な相性が良く、問い合わせ内容を自動でデータベース化できます。
通常、Contact Form 7は指定したアドレスへメールを送信する機能しか持ちません。しかしFlamingoを連携させることで、受信したメッセージや顧客のメールアドレスをWordPressの管理画面上に一覧で保存できるようになります。
蓄積したデータはCSV形式でダウンロード可能なため、Excelなどでの顧客リスト作成やメルマガ配信の準備にも役立ちます。
まずはシンプルに問い合わせ履歴の管理から始めたい小規模事業者に、最適なプラグインです。
プラグイン②|SugarCRM
本格的な顧客管理やマーケティング活動を見据えるなら、SugarCRMが向いています。カスタマイズの自由度が高く、高度な分析機能を備えているためです。
顧客情報のリスト化にとどまらず、マーケットの動向分析や将来的な受注予測といった、CRMツールに匹敵するような幅広い管理を実現できます。
また、運用が始まってからのデータ入力の手間を最小限に抑えるよう設計されており、日々の作業負担を軽減できる点は大きな魅力です。強力な顧客基盤を構築していきたい場合に強くおすすめします。
なお、日本語に対応しているのは有償版のみです。
プラグイン③|UpiCRM
蓄積したデータを営業活動に活かしたいならUpiCRMが便利です。問い合わせフォームから収集した顧客情報を一元管理し、実務で役立つ強力な検索・ソート機能を標準搭載しているからです。
WordPressの管理画面上で、登録された膨大なデータの中から特定の条件で並び替えたり、必要な情報を瞬時に見つけ出したりできます。
また、トラブル時に役立つデータ修復機能や、外部ツールでの分析に必須となるCSV出力機能も備わっています。アプローチリストの抽出や顧客分析など、集めた情報を事業の成長に直接役立てたい企業に適したプラグインです。
WordPressで顧客管理をするメリット

ここでは、WordPressで顧客管理をする3つのメリットについて詳しく解説します。
▼WordPressで顧客管理をするメリット
- メリット①|導入コストを抑えられる
- メリット②|サイト管理と同じ画面で管理できる
- メリット③|複数人で情報共有・同時編集ができる
メリット①|導入コストを抑えられる
WordPressで顧客管理するメリットのひとつは、初期費用を削減できる点です。
外部の本格的なCRMツールを契約すると、初期費用だけでなく毎月のアカウント料金が継続的な負担になりかねません。しかし、既存の自社サイトへ機能を追加する形であれば、実質的にサーバーやドメインの維持費のみで運用を始められます。
有料プラグインを導入したとしても、専用システムを一から導入するより安価に済むケースがほとんどです。限られた予算の範囲内で、手軽に顧客情報を管理したい企業に有効です。
メリット②|サイト管理と同じ画面で管理できる
Webサイトの更新作業と顧客データの管理を、ひとつの管理画面で完結できる点は大きなメリットです。複数のツールをわざわざ使い分ける手間が省け、日々の業務フローがシンプルになります。
通常、ホームページの運用と顧客管理は別々のシステムにログインして操作しなければなりません。しかし、WordPress内で一元化すれば、お問い合わせフォームから入力された顧客データが、自動的にデータベースへ蓄積されます。
その結果、手作業によるリストへの転記ミスを確実に防げるうえに、担当者の確認漏れが減るため、対応スピードも向上するでしょう。
メリット③|複数人で情報共有・同時編集ができる
チーム全体で最新の顧客データを共有し、スムーズに連携できるのも大きなメリットです。Web上のシステムで情報を一元管理するため、複数人のスタッフが同時にアクセスしてデータを更新できます。
Excelで管理する場合には、他の人が開いていると編集できなかったり、どれが最新版か分からなくなったりする問題が起こりがちです。WordPressであれば、各担当者が個別のアカウントでログインし、細かな応対履歴や進捗状況をリアルタイムで書き込めます。
顧客のステータスが常にチーム全員へ可視化されることで、急な担当者不在時の引き継ぎも円滑になります。
WordPressで顧客管理をするリスク

WordPressでの顧客管理は手軽でコストを抑えられる反面、見過ごせない重大なリスクも潜んでいます。ここでは事前に知っておくべき4つのリスクについて解説します。
▼WordPressで顧客管理をするリスク
- リスク①|情報漏洩の危険性がある
- リスク②|プラグイン同士の干渉による不具合が起こる
- リスク③|サイト表示スピードが低下する
- リスク④|公式のサポートを受けられない
リスク①|情報漏洩の危険性がある
WordPress上で顧客データを管理する際、最も警戒すべきなのが個人情報の漏洩リスクです。WordPressは世界中で圧倒的なシェアを持つシステムである分、サイバー攻撃の標的にされやすいからです。
専用のCRMツールであれば、開発ベンダーが強固なセキュリティ対策を常に最新の状態に保ってくれます。しかし、WordPressを利用する場合は、不正アクセス対策やシステムの脆弱性への対応などをすべて自社で行わなければなりません。
万が一、対策を怠って顧客の個人情報が流出すれば、企業の社会的信用を大きく損なう事態に発展します。大切な顧客データを守るためには、常に最新のセキュリティ動向を把握し、自社で厳重に保守・管理し続ける必要があります。
リスク②|プラグイン同士の干渉による不具合が起こる
顧客管理用のプラグインを導入することで、予期せぬシステムの不具合が発生する可能性があります。
例えば、新しく顧客管理機能を追加した途端に、既存のお問い合わせフォームが動かなくなったり、画面のレイアウトが崩れたりするケースが少なくありません。最悪の場合、Webサイト全体がエラーを起こして閲覧できなくなる危険性もあります。
不具合が起きた際、どのプラグインが原因かを特定して復旧するには、多大な時間と専門的な知識が必要です。手軽に機能を拡張できる反面、異なるプログラムを組み合わせることで生じるシステムトラブルへの対応力が問われます。
リスク③|サイト表示スピードが低下する
WordPress内で顧客情報を処理しようとすると、Webサイト自体の表示スピードが低下する恐れがあります。顧客管理のような複雑で重い機能を追加すると、サーバーやデータベースへの負荷が増大するからです。
顧客データが蓄積され、裏側で読み込むプログラムの量が増えるほど、サイト全体の動作は徐々に遅くなっていきます。ページの読み込みが遅い状態は、スタッフの管理業務の効率を下げるだけではありません。
サイトを訪れた見込み顧客にストレスを与え、問い合わせを完了する前に離脱されてしまう大きな原因にもなります。自社サイトへの集客力や売上への悪影響を防ぐためにも、サーバーのスペックを見直すなどの対策が不可欠です。
リスク④|公式のサポートを受けられない
トラブルが発生した際に、公式のサポートを受けられない点は大きな課題です。WordPress本体や無料で提供されているプラグインの利用は、基本的にすべて「自己責任」という前提で成り立っています。
有料のCRMツールであれば、専任のサポートデスクに電話やチャットですぐに相談できる環境が整っています。しかし、WordPressの場合、突然システムが動かなくなったり、プラグインの開発が終了してしまったりしても、自力で解決策を探すしかありません。
問題解決にかかる時間や金銭的リスクを自社で背負う必要があることを理解しておきましょう。
本格的に顧客管理をするならCRMツールの導入は必須

WordPressは、もともとWebサイトを作成・管理するためのシステムであり、高度なデータ分析や強固なセキュリティ対策には限界があります。事業を成長させ、安全かつ本格的な顧客管理を行うなら、専用のCRMツールの導入が不可欠です。
WordPressとCRMツールの違いについてまとめると以下のとおり。
| 項目 | WordPress | CRMツール |
|---|---|---|
| 導入コスト | 無料〜 | 初期費用や月額料金が発生 |
| セキュリティ | 自社で対策が必要 | 提供元が強固な対策を実施 |
| 機能の豊富さ | 簡易的 | 高度 |
| サポート体制 | なし | 手厚い公式サポートあり |
長期的な視点で顧客との信頼関係を築き、安全に売上を拡大していく、早い段階で専用CRMツールへの移行を検討しましょう。
顧客管理におすすめなCRMツール3選

本格的な顧客管理への移行を検討している方に向けて、おすすめのCRMツールを3つ紹介します。自社のビジネスモデルや解決したい課題に合わせて、最適なシステムを選んでください。
| ツール名 | 料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| シクミネット | ・ベーシックプラン:初期198,000円〜・月額36,960円〜 ・OB会・同窓会プラン:初期55,000円〜・月額0円〜 |
・会員情報・会費・月謝の管理を一つのシステムで一元管理できる ・クレジットカード・コンビニ決済などに対応し、入金確認や消込作業を自動化 |
| kintone | ・ライトコース:月額1,100円/1ユーザー ・スタンダードコース:月額1,980円/1ユーザー ・ワイドコース:月額3,300円/1ユーザー |
・プログラミング不要で自社専用の業務アプリを作成可能 ・AI機能やカスタマイズにより、業務フローに合わせた柔軟なシステム構築が可能 |
| HubSpot | ・Starter:1,080円/月〜 ・Professional:96,000円/月〜 ・Enterprise:432,000円/月〜 ※無料プラン有り ※公式サイトに税表記なし |
・マーケティング・営業・サポートを一つのCRMで一元管理できる ・問い合わせ対応から商談管理、顧客サポートまでの業務を自動化 |
※2026年3月時点
シクミネット|会費徴収から名簿更新まで自動化

引用:シクミネット
会員制のビジネスやスクールを運営している場合は、シクミネットの導入が効果的です。会員情報のデータベース化から、毎月の会費の徴収までを一つのシステムで自動化できるのが大きな特徴です。
これまでExcelや紙で管理していた入会手続きも、ユーザーがWebから申し込むだけで自動的に名簿へ追加されます。
クレジットカードやコンビニ決済といった多彩な支払い方法に対応しており、入金があるとシステム上で自動的に消込処理されます。そのため、銀行振込の確認作業や、手入力によるヒューマンエラーといった事務作業のストレスから解放されるでしょう。
少ない人手で数万人規模の会員組織であっても正確に管理できるため、会員管理業務の負担を減らしたい組織に最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | シクミネット |
| 特徴 | ・会員情報・会費・月謝の管理を一つのシステムで一元管理できる ・クレジットカード・コンビニ決済などに対応し、入金確認や消込作業を自動化 |
| 費用(税込) | ・ベーシックプラン:初期198,000円〜・月額36,960円〜 ・OB会・同窓会プラン:初期55,000円〜・月額0円〜 |
| URL | https://shikuminet.com |
※2026年3月時点
顧客管理を効率化したい方へ
kintone|現場の業務をアプリ化

引用:kintone
自社の特殊な業務フローに合わせてシステムを柔軟に作り込みたいなら、kintoneがおすすめです。プログラミングの専門知識がなくても、自社専用の業務アプリを直感的に作成できるからです。
顧客名簿や商談の進捗、見積書の作成など、バラバラに管理されがちな情報をkintone上に集約し、チーム全体でリアルタイムに共有できます。
また、AIのサポートを受けながらより簡単にアプリを構築したり、蓄積されたデータから必要な情報を素早く検索したりすることも可能です。独自の業務改善をスピーディーに進めたい企業に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | kintone |
| 特徴 | ・プログラミング不要で自社専用の業務アプリを作成可能 ・AI機能やカスタマイズにより、業務フローに合わせた柔軟なシステム構築が可能 |
| 費用(税込) | ・ライトコース:月額1,100円/1ユーザー ・スタンダードコース:月額1,980円/1ユーザー ・ワイドコース:月額3,300円/1ユーザー |
| URL | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
※2026年3月時点
HubSpot|問い合わせ対応も案件管理も自動化

引用:HubSpot
マーケティングから営業、カスタマーサポートまで、顧客とのあらゆる接点を一元管理したいならHubSpotが適しています。すべてのチームが同じプラットフォーム上で顧客データを共有できるためです。
Webサイトからの問い合わせ獲得から、その後の営業活動の進捗、そして契約後のサポート対応まで、一連の流れをまとめて追跡できます。
最新のAIエージェント機能を活用すれば、ルーティンワークを自動化し、スタッフはより本質的な顧客対応に集中できるようになるでしょう。無料で使い始められるプランも用意されているため、まずはコストをかけずに試してみたい企業におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | HubSpot |
| 特徴 | ・マーケティング・営業・サポートを一つのCRMで一元管理できる ・問い合わせ対応から商談管理、顧客サポートまでの業務を自動化 |
| 費用 | ・Starter:1,080円/月〜 ・Professional:96,000円/月〜 ・Enterprise:432,000円/月〜 ※無料プラン有り |
| URL | https://www.hubspot.jp/?hubs_content=www.hubspot.jp/products/crm&hubs_content-cta=HubSpot |
※2026年3月時点
【まとめ】小規模な顧客管理はWordPressでも可能

結論として、WordPressでの顧客管理は十分に可能です。特に小規模事業者であれば、専用のプラグインを活用して、費用を抑えながら手軽にデータベース化できます。
一方で、情報漏洩のリスクやサイト表示速度の低下といった懸念点には注意しなければなりません。トラブル時の対応はすべて自己責任となるため、慎重な運用が求められます。
まずは無料のプラグインで運用をスタートし、事業の成長に合わせて本格的なCRMツールへ移行していくのが安全かつ確実な方法です。
なお、顧客情報の管理だけでなく、会員登録や会費徴収、名簿更新などを自動化したい場合は「シクミネット」のような専用システムの活用も有効です。
業務の効率化や管理ミスの防止にもつながるため、本格的な顧客管理を検討している方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
顧客管理を効率化したい方へ
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