作成日:2026.02.03 更新日: 2026.02.03

顧客管理ノートを手書きで作る方法を解説|注意点や効率化UPのコツも紹介

「顧客が増えてきて、今のメモ管理では限界を感じている」
「ITツールは苦手だけど、きちんと顧客管理をしたい」

そんな方にとって、手書きの顧客管理ノートは最も手軽な解決策です。

本記事では、顧客管理ノートを手書きで作成する手順や、メリット・デメリットについて紹介します。記事の後半では、顧客管理を効率化する方法やおすすめなデジタルツールまでわかりやすく解説するので、ぜひ最後までお読みください。

顧客管理を効率化したい方へ

 

顧客管理ノートを手書きで記載する方法をステップで解説

顧客管理ノートを闇雲に書き始めても、後から情報が探しにくくなるなどの失敗を招きかねません。そのため、顧客管理ノートを手書きで記載する方法をきちんと確認していきましょう。

▼顧客管理ノートを手書きで記載する方法

  • ステップ①|記録する「項目」を決める
  • ステップ②|1顧客1ページでレイアウトを作成する
  • ステップ③|付箋で検索性を高める

ステップ①|記録する「項目」を決める

顧客管理ノートを手書きで始める際、最初にすべきことは「何を記録するか」という項目の選定です。必要な情報をあらかじめ整理しておくことで、記入漏れを防ぎ、情報の質を均一に保てます。

具体的な項目は、主に以下の3点です。

  • 基本情報:氏名や連絡先、誕生日
  • 取引データ:購入履歴や来店日
  • パーソナルメモ:趣味嗜好や会話内容

基本情報や履歴だけでなく、「前回の雑談内容」も再来店時の強力な武器になるため欠かせません。

項目が多すぎると記入が負担になり、継続が難しくなります。まずは必要最小限の項目からスタートし、運用のなかで「この情報も欲しい」と感じたものを徐々に追加していきましょう。

ステップ②|1顧客1ページでレイアウトを作成する

顧客管理ノートを使いやすくするためには、1人のお客様に対して1ページ、あるいは見開きのレイアウトが最適です。一覧表のようなリスト形式にせず、あえて贅沢にスペースを使うことで、長期にわたる関係性の変化を詳細に残せます。

ページの構成は、上部に氏名などの基本情報を固定し、下半分を時系列で追記できるフリースペースにするのがおすすめです。「いつ、何を提供し、どのような反応だったか」を時系列で書き足していくことで、お客様の好みの変化やライフイベントの推移が一目で把握できます。

また、余白を十分に確保しておくことも大切なポイントです。手書きの場合、後から重要な気づきを書き加える場面も多いため、あえて「詰め込みすぎない」レイアウトを意識しましょう。

ステップ③|付箋で検索性を高める

手書きノートの弱点である「情報の探しにくさ」は、付箋を活用することで改善できます。色分けした付箋を貼るだけで、今すぐアプローチすべきお客様を瞬時に判別可能です。

具体的な運用方法として、色ごとにルールを決めるのが効果的です。

例えば「赤色は至急のフォローが必要」「青色は今月がお誕生日」「黄色は新商品の提案待ち」といった具合にカテゴリーを分けます。ノートの端から付箋が飛び出していれば、ページをめくる手間なく現在の状況が把握できるでしょう。

また、記憶が鮮明なうちに「お客様の表情」や「声のトーン」など、数値化できないニュアンスまで書き残しておくことも大切です。

顧客管理ノートを手書きで記載するメリット

ITツールにはない、手書きならではのメリットについて解説していきます。

▼顧客管理ノートを手書きで記載するメリット

  • メリット①|すぐに始められる
  • メリット②|自由度が高いため細かい表現まで残せる
  • メリット③|個人経営なら覚えやすい可能性がある

メリット①|すぐに始められる

顧客管理をスタートさせるハードルが低いことは、手書きにおける最大のメリットです。高額なシステムを契約したり、複雑な操作を覚えたりする必要がなく、ノート一冊とペンさえあれば運用を開始できます。

初期費用も数百円程度に抑えられるため、ビジネスを始めたばかりの方でも金銭的なリスクを負わずに始められます。

さらに、IT操作に不慣れなスタッフがいる場合でも、教育コストをかけずに共有できる点が魅力です。「記録する習慣」を身につける第一歩として、顧客管理ノートは最も取り入れやすい方法と言えます。

メリット②|自由度が高いため細かい表現まで残せる

顧客管理ノートは、型に縛られず直感的に情報を記録できる点が大きな強みです。

例えば、美容室や飲食店であれば、お客様の座席位置や当日のファッション、髪型の変化をパッとスケッチして残せます。これらはデータ入力では表現しにくい「その場の空気感」を再現するのに役立ちます。

言葉にできないニュアンスや雰囲気まで残せるため、情報の密度が圧倒的に高まります。個々の顧客に寄り添った「オーダーメイドの接客」を実現するうえで、柔軟に書き込める顧客管理ノートは相性のよい方法です。

メリット③|個人経営なら覚えやすい可能性がある

個人経営においては、手書きによる顧客管理のほうが情報を覚えやすい場合があります。入力作業に比べ、ペンで書く行為は情報を意識的に整理するため、「知識として蓄積」されやすいからです。

その結果、次回来店時に過去の会話や要望を自然に思い出しやすくなり、スムーズな声かけや対応につながります。こうした一貫性のある対応は、顧客満足度や信頼感の向上にも寄与します。

また、ノートを見返した際に、筆跡や余白のメモから当時の状況を思い出しやすい点も、手書きならではの特徴です。

顧客管理ノートを手書きで記載するデメリット

手書きの顧客管理ノートにはメリットがある一方で、ビジネスの規模が拡大するにつれて無視できない限界も生じてきます。

以下では、顧客管理ノートを手書きで記載するデメリットについて確認していきましょう。

▼顧客管理ノートを手書きで記載するデメリット

  • デメリット①|情報の「検索」や「分析」ができない
  • デメリット②|紛失・盗難のリスクが高い
  • デメリット③|複数人で情報を共有・更新しづらい

デメリット①|情報の「検索」や「分析」ができない

手書きの顧客管理は、蓄積したデータを抽出して二次利用するのが難しい点が課題です。「検索機能」がないため、特定の情報を探すには自分の手でページをめくり続けるしかありません。

顧客数が数十人程度であれば問題ありませんが、数百人規模になると、過去の接客記録を探し出すだけで多大な時間を浪費します。

また「先月の売上ランキング」や「半年以上来店がない顧客」といった分析は、すべて手作業での集計が必要です。こうした事務作業の積み重ねは、本来集中すべき接客やサービス提供の時間を削る要因となります。

デメリット②|紛失・盗難のリスクが高い

物理的なノート1冊に全ての顧客情報を集約することは、セキュリティ面で高いリスクを伴います。万が一、火災や水害などの災害に遭ったり、不注意で紛失してしまったりすれば、顧客データを二度と復元できません。

また、手書きノートにはパスワードや暗号化といった保護機能がないため、第三者の目に触れやすい点も懸念材料です。店舗外へ持ち出す際にカバンごと盗難に遭えば、氏名や連絡先といった重要事項が即座に流出してしまいます。

紛失や破損を防ぐため、厳重な管理が欠かせない点は理解しておきましょう。

デメリット③|複数人で情報を共有・更新しづらい

手書きノートは1冊しか存在しないため、複数人が同時に閲覧・更新できません。その結果、誰かが使用している間は他のスタッフが内容を確認できず、情報共有や更新に遅れが生じやすくなります。

例えば、別のスタッフが接客中に顧客情報を確認したい場合でも、ノートが手元になければすぐに参照できません。こうした小さなタイムラグが、対応のばらつきにつながることもあります。

スタッフが増え、役割分担が進むにつれて、アナログ管理の維持は難しくなります。

顧客管理を効率化したい方へ

顧客管理を効率化する方法・おすすめなデジタルツール

ノートでの顧客管理に限界を感じ始めたら、デジタルツールへの移行も検討しましょう。

個人事業主やスモールビジネスでも導入しやすい、代表的な3つの手法をご紹介します。

▼顧客管理を効率化する方法・おすすめなデジタルツール

  • Excel
  • 会計ソフト
  • 顧客管理専用システム(CRM)

Excel

コストを抑えつつ、顧客管理ノートからデジタルへスムーズに移行したい場合はExcel(エクセル)が最適です。多くのパソコンに標準搭載されているため追加費用がかからず、慣れ親しんだ操作感で管理台帳を作成できます。

手書きでは困難な「並べ替え」や「フィルタリング」機能がある点が特徴です。

例えば、最終来店日から半年以上経過した顧客を抽出したり、特定の地域に住む方だけを表示させたりできます。また、Googleスプレッドシートを活用すれば、外出先での内容確認やスタッフとの同時編集も可能です。

まずは手書きの顧客管理ノートをデータ化し、情報の検索スピードを上げたい、といった方に適しています。
以下の記事ではExcel(エクセル)で顧客管理する方法を紹介しているので、合わせてご参照ください。

>>エクセルでの顧客管理の作り方:便利機能や注意点と合わせて解説

会計ソフト

日々の業務ですでに会計ソフトを利用しているなら、その機能を顧客管理に役立てるのが効率的です。

わざわざ新しいツールを導入しなくても、請求書や見積書の発行を通じて蓄積された顧客データを、そのまま管理台帳として活用できます。会計ソフトをベースにする理由は、売上と顧客情報が密接に紐付いているためです。

「誰に、いつ、何を販売したか」という履歴が自動的に記録されるため、入力の手間を削減しながら正確な購入状況を把握できます。確定申告に向けた帳簿作成と顧客管理を同時に完結でき、事務作業の負担が軽減されます。

主要なクラウド会計ソフトであれば、住所や連絡先といった基本情報の管理機能も備わっています。バックオフィス業務のついでに顧客の動きを把握したい方にとって、合理的な管理方法です。

顧客管理専用システム(CRM)

顧客一人ひとりと深い信頼関係を築き、売上を最大化させたいのであれば顧客管理専用システム(CRM)の導入がおすすめです。単なる連絡先リストではなく、顧客とのあらゆる接点を一元管理するために開発されているため、分析や活用の幅が格段に広がります。

専用システムを使えば、メールの送受信履歴や電話での相談内容、さらには自社サイトへの訪問状況までを自動的に統合できます。これにより、顧客の好みや悩みを多角的に把握でき、最適なタイミングで再来店の提案が可能です。

多機能なものからシンプルで使いやすいものまで幅広く存在するため、自社の規模に合ったものを選べる点も強みです。

顧客管理専用システム(CRM)が気になる方は「シクミネット」をチェックしてみてください。

顧客管理を効率化したい方へ

顧客管理専用システム(CRM)を使うべき理由

なぜ多くの方が顧客管理専用システム(CRM)を導入しているのか、その具体的な理由を3つの観点から解説していきます。

▼顧客管理専用システム(CRM)を使うべき理由

  • 理由①|リピーター獲得につながる
  • 理由②|ヒューマンエラーを抑制できる
  • 理由③|顧客情報の安全性が高まる

理由①|リピーター獲得につながる

顧客管理専用システム(CRM)を利用する最大のメリットは、個々の顧客に合わせた対応を仕組み化し、リピート率を高められる点です。顧客の行動履歴を自動で蓄積・活用できるため、担当者が手作業で確認する必要はありません。

例えば「最後に来店してから3ヶ月が経過した方」や「来月が誕生日の顧客」といった条件で瞬時にリストを抽出できます。その対象者に向けて、再来店を促す限定クーポンや好みに合わせた新商品の案内を自動送信することも可能です。

手作業では見落としがちな機会をシステムが確実に拾い上げてくれるため、安定した集客基盤を築けます。

理由②|ヒューマンエラーを抑制できる

専用システムを活用することで、日々の業務で発生しがちな人為的なミスを最小限に抑えられます。予約や購入履歴が自動で反映され、書き写しによるミスが起きなくなるためです。

二重予約の防止機能や期限切れのタスク通知などを活用すれば、運営上のトラブルを未然に回避できるでしょう。

小規模なビジネスでは、人為的なミスがそのまま顧客満足度の低下につながりかねません。専用システムによる正確なデータ管理は、ヒューマンエラーを防ぎ、安定した運営を実現するうえで欠かせない要素です。

理由③|顧客情報の安全性が高まる

情報保護の面では、顧客管理専用システム(CRM)はアナログ管理や汎用ソフトより高い安全性があります。顧客データは暗号化されたクラウド上で管理され、紛失や盗難などの物理的なリスクを抑えられるからです。

紙のノートであれば、火災による消失やカバンの紛失による情報漏洩がビジネスの致命傷になりかねません。しかし、顧客管理専用システム(CRM)なら、万が一店舗のPCやスマホが故障しても、新しい端末からログインするだけで即座にデータを復旧できます。

また「誰がどの情報にアクセスできるか」を制限する権限設定機能により、内部からの情報持ち出しリスクも軽減可能です。

高いセキュリティを備えた顧客管理専用システム(CRM)を使うことは、顧客情報を適切に扱う姿勢を示すことにつながります。

顧客管理専用システム(CRM)3選

スモールビジネスや個人事業主の方でも導入のメリットを感じやすい、定評のある3つの顧客管理専用システム(CRM)を厳選してご紹介します。

顧客管理専用システム 料金 特徴
シクミネット ・月額36,960円〜 ・会員情報と会費・月謝をまとめて管理
・未入金チェックや消込作業を自動化
Sales Cloud ・月額3,000円〜 ・顧客情報・商談履歴・営業進捗を一元管理
・AIによる売上予測・データ分析に対応
GENIEE ・月額34,800円〜 ・直感的に操作できる画面設計
・複数ツールの統合にも最適

※2026年1月時点

【シクミネット】会員管理〜決済までまとめて管理

シクミネット

項目 内容
サービス名 シクミネット
おすすめポイント ・会員情報と会費・月謝をまとめて管理
・未入金チェックや消込作業を自動化
費用 ・ベーシックプラン:初期198,000円(税込)〜・月額36,960円(税込)〜
・OB会・同窓会プラン:初期55,000円(税込)〜・月額0円〜
URL https://shikuminet.com

※2026年1月時点

会費制のビジネスや定期的な支払いが発生する運営をしているなら、シクミネットがおすすめです。名簿管理に留まらず、月謝や会費の決済・入金管理までを一つの画面で完結できる点が最大の特徴です。

会員データと決済情報が自動で紐付くため、未入金者への督促や消込作業の手間が削減されます。操作に関する会員からの問い合わせを代行するサポートもあり、事務局の負担を抑えて運用できます。

初期費用を抑えた低価格なプランが用意されているため、会員数がまだ少ない段階でも無理なく導入が可能です。事務作業を自動化し、本来の活動やサービス提供に集中したい組織にとって最適な顧客管理専用システムです。

【Sales Cloud】顧客情報と営業進捗を一元管理できる

Sales Cloud

項目 内容
サービス名 Sales Cloud
おすすめポイント ・顧客情報・商談履歴・営業進捗を一元管理
・AIによる売上予測・データ分析に対応
費用 ・Starter Suite:月額3,000円〜
・Pro Suite:月額12,000円〜
・Enterprise:月額21,000円〜
・Unlimited:月額42,000円〜
・Agentforce 1 Sales:月額66,000円〜
URL https://www.salesforce.com/jp/sales/cloud/

※2026年1月時点

世界シェアトップを誇るSalesforceの「Sales Cloud」は、営業活動を戦略的に加速させたいビジネスに最適なツールです。顧客情報や商談状況、対応履歴など、あらゆる営業データを「信頼できる唯一の情報源」として集約できます。

このシステムを導入すれば、次にどのお客様にどのような提案をすべきかが明確になり、成約率の向上に直結します。

AIを活用した売上予測やレポート機能も充実しており、蓄積されたデータから自社の強みや課題を客観的に分析することが可能です。PCだけでなくスマートフォンからもフル機能にアクセスできるため、外出先での急な顧客対応にも対応できます。

将来的にビジネスを大きく成長させ、組織全体での営業力を強化していきたいと考えているなら、Sales Cloudがおすすめです。

【GENIEE】シンプルな画面で使いやすい

GENIEE

項目 内容
サービス名 GENIEE
おすすめポイント ・直感的に操作できる画面設計
・複数ツールの統合にも最適
費用 ・スタンダード:月額34,800円
・プロ:月額90,000円
・エンタープライズ:月額120,000円
・プレミアム:月額320,000円
URL https://chikyu.net

※2026年1月時点

「デジタルツールは入力が面倒で定着しなさそう」という不安を抱えている方には、GENIEE(ジーニー)のSFA/CRMがおすすめです。直感的に操作できるシンプルな画面設計と、AIによる入力補助機能で現場の負担を軽減してくれます。

最大の魅力は、データの入力時間を短縮しつつ、散らばった情報を一元化できる効率性の高さにあります。AIが営業活動の報告やデータ分析をサポートしてくれるため、ITリテラシーに自信がないスタッフでもスムーズに使いこなすことが可能です。

ツールの導入でありがちな「結局、入力が面倒で放置される」という失敗を防ぎ、高い定着率を実現できる点が強みと言えます。デジタル管理を浸透させたいと考えている企業に最適です。

まとめ:顧客管理を効率化するならCRMを導入しよう

手書きで顧客管理ノートを作成することは、すぐに始められる手軽さや、記憶への定着といったアナログならではの良さがあります。

しかし、顧客数が増え、ビジネスをより戦略的に成長させていくフェーズでは、デジタルツールや顧客管理専門システム(CRM)への移行が欠かせません。

まずは無理のない方法で顧客管理を始め、情報の検索や分析に手間を感じた段階で、システム導入を検討しましょう。

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