作成日:2025.12.03 更新日: 2025.12.29
Accessの代替ソフトおすすめ10選|移行の手順も解説

Accessを使い続けると、セキュリティ更新の停止や互換性の低下の影響を受ける可能性があります。
特に共有運用ではファイル破損や不具合が起きやすく、日々の業務が止まるリスクも避けられません。そのため、早期に代替ソフトへ移行することをおすすめします。クラウド型のツールに移行すれば、複数人での同時編集や自動バックアップが可能になり、運用コストの最適化も期待できます。
本記事では、Accessを使い続けるリスクから移行のメリット、さらにおすすめの代替ソフト10選まで体系的に解説します。この記事を読むことで、自社に適した移行先が明確になり、スムーズに移行を進めるための手順まで把握できます。
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目次
- 1 Accessを使い続けるリスク
- 2 Accessを代替ソフトに移行するメリット
- 3 Accessの代替ソフトおすすめ10選
- 3.1 シクミネット|会員管理とデータ分析を一元化
- 3.2 AppSheet|Google連携でスマホ運用も容易
- 3.3 kintone|ノーコードで柔軟に業務アプリを構築
- 3.4 SmartDB|大企業の業務フローに強いクラウドDB
- 3.5 Airtable|直感的なUIでAccessの代替に最適
- 3.6 Notion|小規模運用に最適な軽量管理
- 3.7 FileMaker|Accessに近い操作感で移行しやすい
- 3.8 Microsoft Dataverse|PowerAppsとの連携で拡張性が高い
- 3.9 Zoho Creator|コスパ重視のクラウド業務アプリ
- 3.10 Salesforce|顧客・案件管理を包括的に強化
- 4 Accessから代替ソフトへ移行する手順
- 5 Access代替ソフトを選ぶ際の注意点
- 6 まとめ|Accessの代替は早めの移行準備が鍵
Accessを使い続けるリスク

Accessを使い続けると、セキュリティ更新の停止や互換性の低下といったリスクにつながります。ここでは、Accessを継続利用することで発生しやすい主なトラブルを整理し、移行を検討すべき理由を専門的な視点から解説します。
- ▼Accessを使い続けるリスク
- サポート終了によりセキュリティ更新が止まる
- OSや他システムとの互換性が崩れる
- ファイル破損や共有不具合が起きやすくなる
サポート終了によりセキュリティ更新が止まる
Accessのサポートが終了すると、脆弱性を修正する更新プログラムの提供が止まり、外部攻撃の影響を受けやすくなります。特にデータベースは機密情報を扱うケースが多いため、セキュリティ更新の停止は重大なリスクとなります。
更新が行われない状態が続くと、マルウェア侵入や不正アクセスの発生確率が高まり、内部データの改ざんや漏えいにつながる可能性があるため注意が必要です。
Accessのサポート終了スケジュールは以下の記事もあわせてご覧ください。
>>Accessサポート終了でどうなる?代替システムへの移行ポイントと対応策を解説
OSや他システムとの互換性が崩れる
Accessを長期間使い続けると、OS更新や周辺システムのアップデートに追従できなくなり、互換性が崩れやすくなります。外部システムとの連携機能やアドインの非対応が増えることで、業務プロセス全体に影響が及びます。例えば、請求管理や会員管理でAccessを基盤にしている場合、周辺ツールの更新に合わせた調整作業が増え、結果として属人的な保守管理が発生しやすくなるのです。
安定した業務環境を維持するためにも、互換性リスクを避けられる代替ソフトへの移行が重要です。
ファイル破損や共有不具合が起きやすくなる
Accessは単一ファイル構造で動作する特性があり、複数人が同時に操作すると破損リスクが高まる点が大きな課題です。特にネットワークドライブで共有している場合、通信遅延やアクセス集中によってファイルが正常に書き込めず、破損や同期エラーが発生しやすくなります。
さらに、Accessはリアルタイム同時編集を前提とした設計ではないため、クラウド時代の業務フローと相性が良くありません。安定性を求めるなら、トランザクション管理や同時編集に強いクラウド型DBへの移行が適切です。
Accessを代替ソフトに移行するメリット

Accessから代替ソフトへ移行する最大の利点は、運用基盤をクラウド環境へ移せる点です。データの安全性や可用性が高まり、複数名で同時に作業できる状態が整うため、日常業務の効率や安定性が大きく向上します。
ここでは、移行によって得られる代表的なメリットを具体的に解説します。
- ▼Accessを代替ソフトに移行するメリット
- クラウド化で複数人が同時に編集できる
- 自動バックアップでデータ消失を防げる
- 保守・更新コストを削減できる
- テレワークや出先でも利用できる
クラウド化で複数人が同時に編集できる
Accessは単一ファイルを共有して利用する設計のため、多人数で同時に編集すると不具合が生じやすく、作業が止まる要因となります。クラウド型の代替ソフトへ移行すると、データがサーバー側で管理されるため、複数名が同時にアクセスしても動作が安定しやすいです。
クラウドDBはトランザクション管理やロック制御が最適化されており、編集内容が衝突しにくい構造になっています。そのため、部門間で並列作業が必要な業務でもスムーズに進行できます。
また、権限設定を細かく行えるツールが多く、閲覧や編集範囲を柔軟に分けられる点も利点です。情報漏えいの抑制にもつながるため、セキュリティと業務効率を同時に高められます。
自動バックアップでデータ消失を防げる
Accessは手動バックアップが基本となり、担当者の運用に依存しやすい仕組みです。バックアップを行うタイミングがずれると、最新データが保存されないままトラブルが発生し、復旧に時間がかかる状況が起きやすくなります。
クラウド型の代替ソフトでは、自動バックアップ機能が標準搭載されている場合が多く、データ損失のリスクを大幅に抑えられます。また、バックアップ作業を担当者が行う必要がなくなるため、運用負担が軽減されます。
保守・更新コストを削減できる
Accessを継続利用すると、OS更新や周辺システムとの調整が必要となり、内部での保守作業が増えやすいです。特に古いバージョンを利用している場合、動作検証や互換性維持のための追加工数が発生し、担当者の負担が大きくなります。
代替ソフトの多くはクラウド型で提供され、更新作業がサービス側で自動実行されます。そのため、ユーザー企業がバージョン管理を行う必要がなくなり、保守コストを大幅に抑えられます。
テレワークや出先でも利用できる
Accessはローカル環境に依存する設計のため、外出先や自宅から利用する場合に制約が大きい点が課題です。リモート接続を利用する方法もありますが、速度や安定性に難があり、業務効率が低下しやすい状況が生まれます。
クラウド型の代替ソフトへ移行すると、インターネット環境があればどこからでもアクセスでき、場所を問わずに業務を進められます。テレワークへの対応力が高まり、働き方の柔軟性を向上させる効果があります。
また、スマートフォンやタブレットからのアクセスに対応するツールも多く、現場作業の記録や外出先でのデータ更新も容易です。
Accessの代替ソフトおすすめ10選

Accessから移行する際は、業務規模や管理対象データに合わせて適切なツールを選ぶことが重要です。各ツールは構築方法や拡張性、連携機能、費用体系が大きく異なるため、目的を明確にして比較する必要があります。
ここでは、企業規模や用途別に適した10種類の代替ソフトを厳選して紹介します。
▼Accessの代替ソフト比較表
※気になるソフト名をクリックすると詳細に移動できます
シクミネット|会員管理とデータ分析を一元化

引用元:シクミネット
シクミネットは、Accessで個別に管理していた会員情報・入金処理・イベント申込・データ分析を一元化できるクラウド型の業務基盤です。Accessのように複数ファイルを手動で更新する必要がなく、全データがクラウド上で統合されるため、情報の分散や重複を防ぎながら安定した運用が可能になります。
クラウド基盤のため複数名で同時編集しても破損が起きにくく、Access特有の共有トラブルを解消できる点が大きな強みです。操作画面は視覚的で分かりやすく、ITに不慣れな担当者でも扱いやすい設計になっています。決済はクレジットカード・口座振替・コンビニ払いなど多様な方式に対応し、徴収業務も自動化できます。
AppSheet|Google連携でスマホ運用も容易

引用元:AppSheet
AppSheetは、Googleが提供するノーコード型の業務アプリ開発プラットフォームで、Accessで構築していたデータ管理をモバイル中心の運用へ移行させたい企業に適した代替手段です。
Accessのようにファイルを共有せず、データをGoogleスプレッドシートやBigQueryなどのクラウド基盤で管理するため、複数名が同時に編集しても破損や同期エラーが発生しにくい構造になっています。
アプリはドラッグ&ドロップで作成でき、レコード入力・検索・承認フローなどをスマートフォンから直接操作できます。
kintone|ノーコードで柔軟に業務アプリを構築

引用元:kintone
kintone(キントーン)は、専門的な開発スキルがなくても業務データベースを構築できるクラウド型プラットフォームで、Accessで管理していた顧客情報や申請データを移行しながら再設計したい企業に適しています。
アプリ作成はドラッグ操作で進められ、現場担当者が主導して業務の流れに合った仕組みを構築しやすい点が特徴です。入力フォームや一覧画面、詳細画面のレイアウトも自由に調整でき、Accessで作成していた複雑な画面構成をクラウド上で再現しやすいです。
SmartDB|大企業の業務フローに強いクラウドDB

引用元:SmartDB
SmartDBは、社内の申請・稟議・報告書などをまとめて管理できるクラウド型の業務データベースで、Accessで作成していた申請画面や記録フォームをオンラインで扱いやすい形に置き換えたい企業に適しています。
Accessのように複数ファイルを分けて運用する必要がなく、業務ごとにフォームやデータベースを整理しながら、情報をひとつの基盤に集約できる点が特徴です。
画面項目の追加やレイアウト調整もノーコードで設定でき、専門的な知識がなくても改善作業を進めやすい設計になっています。また、複数段階の承認ルートにも柔軟に対応できるため、社内ルールに合わせたフロー構築が可能です。
Airtable|直感的なUIでAccessの代替に最適

引用元:Airtable
Airtableは、スプレッドシートの手軽さとデータベースの構造を組み合わせたクラウド型ツールで、Accessで管理していた情報をより扱いやすい形で整理したい企業に適しています。
表形式でデータを入力しながら、レコードの紐づけや集計機能を使えるため、Accessの基本操作に近い感覚で管理できます。UIが分かりやすく、ドラッグ操作でビューの切り替えやフィールド追加ができる点も特徴です。カレンダー・ガントチャート・カンバンなど複数の表示方法が用意されており、業務の種類に合わせて見せ方を柔軟に変えられます。
Notion|小規模運用に最適な軽量管理

引用元:Notion
Notionは、ドキュメント管理とデータベース機能を組み合わせたクラウド型の情報管理ツールで、Accessを小規模に利用していた企業やチームに向いた代替ソフトです。ページ上にデータベースを作成し、項目の追加や並び替えを直感的に操作できるため、複雑な画面構築が不要なケースで特に扱いやすい特徴があります。
テーブル形式のDBは、レコードの紐づけやフィルタ、並び替えにも対応しており、Accessの基本的な管理業務を軽量化しながら移行できます。
FileMaker|Accessに近い操作感で移行しやすい

引用元:FileMaker
FileMakerは、Accessに近い設計思想を持つデータベース基盤で、既存のAccess資産をできるだけ違和感なく移行したい企業に適した代替ソフトです。レイアウト編集の自由度が高く、入力画面・検索画面・帳票出力などを視覚的に調整できるため、利用者に合わせた運用画面を細かく作り込めます。
Accessで複雑なフォームや帳票を使っていた企業でも、似た構成をクラウド上で再現しやすい点が強みです。さらに、繰り返し作業の自動化を設定できるスクリプト機能が備わっており、Accessで「マクロ」や「VBA」による処理を組んでいた場合も、近い形での置き換えが可能です。
Microsoft Dataverse|PowerAppsとの連携で拡張性が高い

Microsoft Dataverseは、Microsoft 365環境で利用できるクラウド型のデータ管理基盤で、Accessに保存していたデータを安全なクラウド上に移行し、組織全体で扱いやすくする仕組みを提供します。Accessのテーブル構造をDataverseへ移すことで、複数名で同時に利用してもファイル破損が起きにくく、安定したデータ管理が可能になります。
Accessで作成していたフォームは、Power Appsによってアプリ化でき、スマートフォンやタブレットからも操作できる点が大きな利点です。現場入力や外出先でのデータ更新もスムーズに行えるため、業務のモバイル化を進めたい企業にも適しています。
Zoho Creator|コスパ重視のクラウド業務アプリ

引用元:Zoho Creator
Zoho Creatorは、低コストで業務アプリを構築できるクラウド型プラットフォームで、Accessを使っている企業が費用を抑えながら移行したい場合に適した選択肢です。フォーム作成やデータベース構築はドラッグ操作で行え、専門的な開発スキルがなくても業務に合わせたアプリを短期間で作成できます。
Accessで作成していた入力フォームや一覧画面も、項目追加やレイアウト調整を行いながら近い形で再現できます。自動化処理を設定できるスクリプト機能も備わっており、Accessでマクロを利用していた場合でも移行しやすい環境が整っている点も魅力です。
Salesforce|顧客・案件管理を包括的に強化

引用元:Salesforce
Salesforceは、世界で広く利用されるCRM(顧客関係管理)プラットフォームで、Accessで管理していた会員データや顧客情報を高度に活用したい企業に適した代替ソフトです。
会員情報・問い合わせ履歴・購買データ・イベント参加状況などを一元的に管理でき、情報が分散しがちなAccess運用の課題を解消できます。リアルタイムでデータが更新されるため、担当者間で同時に作業しても情報のずれが起きにくく、利用者ごとの行動履歴を踏まえた最適な対応が可能になります。
Accessから代替ソフトへ移行する手順

Accessから代替ソフトへ移行する際は、データ構造の整理からテスト運用、本番移行までを段階的に進めることが重要です。
ここでは、移行作業を安全に進めるための具体的なステップを詳しく解説します。
- ▼Accessから代替ソフトへ移行する手順
- STEP①|現行のデータ構造を整理して移行範囲を明確にする
- STEP②|移行先ソフトのデータ形式と互換性を確認する
- STEP③|テスト運用で動作・項目ずれをチェックする
- STEP④|運用ルールを整えて本格移行に備える
STEP①|現行のデータ構造を整理して移行範囲を明確にする
Accessから代替ソフトへ移行する第一段階は、現状のデータ構造を正確に把握し、どの範囲を移行対象とするか整理することです。Accessは運用が長くなるほどテーブルの重複や未使用のフィールドが残りやすく、そのまま移行するとデータの不整合が生じる可能性があります。
まず、テーブル一覧を作成し、使用中の項目と不要な項目を仕分けます。次に、テーブル間のリレーション(関連付け)を確認し、代替ソフト側で再現できる形に整理します。フォームやクエリで使用している計算項目や条件式も移行時に必要になるため、事前に把握しておくことが重要です。
運用している帳票や申請フローがあれば、入力元データも一覧化すると全体像が明確になります。
STEP②|移行先ソフトのデータ形式と互換性を確認する
移行範囲が整理できたら、代替ソフトのデータ形式と互換性を確認します。Accessのテーブルは基本的にCSV・Excel形式で書き出せるため、ほとんどのクラウドDBへ移行できますが、フィールド型の違いによって調整が必要になる場合があります。
例えば、Accessのオートナンバー型、Yes/No型、日付型などはツールごとの変換ルールが異なるため、事前に対応表を作成するとトラブルを防げます。リレーションを使用している場合は、参照用IDの整合性を保つための調整が重要です。
STEP③|テスト運用で動作・項目ずれをチェックする
データ形式の確認が完了したら、少量のデータを使ってテスト運用を行います。移行作業で起きやすい問題として、項目ずれ・文字化け・参照関係の欠損などがあり、本番環境に移す前に必ず検証する必要があります。
まず、Accessからサンプルデータをエクスポートし、移行先のツールに読み込ませます。その後、一覧画面・詳細画面・検索機能が期待通りに動作するか確認します。ワークフローや自動計算項目を設定している場合は、入力状況や承認ルートが正しく遷移するかを細かくチェックします。現場担当者にもテストに参加してもらうことで、実運用に近い状態で問題を洗い出せます。
STEP④|運用ルールを整えて本格移行に備える
テスト運用が完了したら、運用ルールを整備し、本番移行に備えます。代替ソフトは機能が豊富なため、Accessとは異なる操作が発生する場合があります。権限の範囲、入力ルール、データ更新手順、バックアップ運用などを明確に定め、担当者間で統一することが重要です。
運用マニュアルや手順書を作成し、現場担当者が迷わず作業できる状態に整えましょう。また、移行当日はデータの上書きや変更が発生しやすいため、最終バックアップを必ず取得します。必要に応じて旧Accessデータの保管方針も決めておき、参照が必要な期間を定めると後の管理がスムーズになります。
Access代替ソフトを選ぶ際の注意点

Accessから別のシステムへ移行する際は、機能の多さだけで判断せず、自社の業務フローやデータ構造に適したソフトを選ぶことが重要です。ツールごとの特徴や対応範囲が異なるため、移行後に「必要な処理が再現できない」「運用が複雑になった」という問題が起きることもあります。
ここでは、選定時に必ず確認すべき3つのポイントを解説します。
- ▼Access代替ソフトを選ぶ際の注意点
- 自社の業務フローに合った機能を備えているか確認する
- Accessからのデータ移行がスムーズに行えるか確認する
- セキュリティとバックアップ体制が十分に整っているか確認する
自社の業務フローに合った機能を備えているか確認する
Accessの代替ソフトを選ぶ際は、まず自社の業務フローに合う機能がそろっているか確認することが重要です。Accessは自由度が高く、複数のテーブルとフォームを組み合わせて独自の業務処理を作り込んでいるケースが多いため、移行先で同様の仕組みを再現できないと運用負担が増えてしまいます。
例えば、申請フローがある場合はワークフロー機能の有無を確認し、顧客管理や売上管理を扱う場合はレコードの紐づけや詳細画面の設計自由度が必要になります。フォームのカスタマイズ性や、項目ごとの入力ルール設定が行えるかも重要なポイントです。
Accessからのデータ移行がスムーズに行えるか確認する
Accessに蓄積してきたデータを確実に移行できるかどうかは、ツール選定の重要な判断材料です。
Accessは独自のフィールド型やリレーション構造を利用している場合が多く、移行時に形式の不一致や項目ずれが発生するリスクがあります。そのため、代替ソフトがどのデータ形式に対応しているか、CSVやExcelをどの程度正しく取り込めるかを事前に確認する必要があります。
また、外部キーや参照整合性をどのように扱うかも重要です。Accessで計算式をクエリに埋め込んでいる場合は、移行先で自動計算項目やワークフローに置き換えられるかを確認しましょう。
セキュリティとバックアップ体制が十分に整っているか確認する
Accessはローカルファイルで動作するため、セキュリティやバックアップが担当者の運用に依存しやすい点が課題です。
代替ソフトを選ぶ際は、クラウド上でどのようにデータを保護しているかを詳細に確認する必要があります。例えば、通信の暗号化、アクセス権限の設定、IP制限、多要素認証など、基本的なセキュリティ対策が備わっているかを確認しましょう。
Accessで課題となりやすいデータ破損や消失を防ぐためにも、セキュリティとバックアップの品質が高いサービスを選ぶことが、安心して移行するための鍵です。
まとめ|Accessの代替は早めの移行準備が鍵

本記事では、Accessを使い続けるリスクから代替ソフトのメリット、移行手順までを体系的に整理しました。
Accessは便利な反面、共有運用での破損リスクやセキュリティ面の不安が大きく、今後の業務安定性を考えると早めのクラウド移行が重要になります。代替ソフトを選ぶ際は、業務フローとの適合性、データ移行のしやすさ、セキュリティ体制を丁寧に確認すると安心です。組織に合ったツールを選べば、業務効率と安全性を同時に高められます。









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