作成日:2025.08.18 更新日:

会費徴収システムの費用を徹底比較|おすすめ10選と選び方を解説

会費徴収システムを導入したいが「どのくらいの費用がかかるのか」「無料アプリはあるのか?」という声は多く聞かれます。

実際に、会費徴収システムは初期費用・月額料金・決済手数料が異なり、選定を誤ると予算を圧迫するリスクもあるため、事前に比較しておくことが重要です。

この記事では、主要10社の会費徴収システムの料金を一覧で比較し、コストの目安を明確に解説します。あわせて、必要な機能を見極めるポイントや、導入によって得られるメリットも紹介します。

費用と機能のバランスで最適な会費徴収システムを選びたい方におすすめの内容です。

 

会費徴収を効率化したい方へ

 

目次

会費徴収システムの費用相場

会費徴収システムの費用は、導入形態や機能範囲によって異なります。主に、初期費用が発生するタイプと、月額料金のみで運用できるタイプに分かれます。

以下の表は、代表的な料金パターンと特徴を整理したものです。

料金パターン 初期費用 月額費用の目安 主な特徴
月額定額プラン 無料〜5万円 3,000〜20,000円 小規模向け。会員数によって料金が変わるケースもあり
初期費用+月額課金型 1〜10万円 5,000〜30,000円 中〜大規模向け。機能やカスタマイズ性が高い
完全従量課金型 無料 集金額の3〜5%の決済手数料 売上に応じた課金。イベントや講座向けに最適

費用を抑えるためには、自社の会員数や機能要件に合った料金体系を見極めることが重要です。

機能が充実していても、使わない機能に費用を払っては本末転倒です。まずは無料トライアルを活用し、導入前にしっかり比較検討することをおすすめします。

おすすめの会費徴収システム10選|費用を徹底比較

会費徴収システムは数多く存在しており、それぞれ費用が異なります。導入を成功させるには、自社の業種や会員数、管理体制に合ったサービスを選ぶことが重要です。

ここでは、10のサービスを厳選し、特徴や費用感を整理して紹介します。

サービス名 特徴 費用 こんな人におすすめ
シクミネット 会員情報・会費・イベント・メール配信を一画面で一元管理。多様な決済と直感的UI。 初期費用198,000円(税込)〜、月額36,960円(税込)〜 NPO法人や協会、スポーツ団体など、多機能な会員管理を求める組織
サブスクペイ 継続課金自動化。複数決済手段と会員DB統合。ローコード構築も可能。 初期費用0円〜、月額20,000円〜、決済手数料2.65%〜 サブスクリプション型ビジネスを低コストかつ早く立ち上げたい事業者
hacomono 会員管理・予約・入退館・決済・物販を一元化。リアル店舗に強み。 初期費用150,000円、月額35,000円(税抜)〜 フィットネスやスクールなど、実店舗運営を効率化したい事業者
会費ペイ 請求・決済・催促を完全自動化。freee・LINE連携あり。 初期・月額費用0円、決済手数料3.5% 会費管理に時間をかけたくない個人経営者や小規模団体
月額パンダ 従量課金型でスモールビジネス向け。自動督促と会計連携対応。 初期・月額費用0円、決済手数料3.5%+100円/件+税 顧客数が少ない個人・小規模ビジネスで費用を抑えたい方
回収代行サービス 消込処理の自動化と未収金管理。電話料金合算など多様な決済手段。 月額基本料+手数料(要問合せ) 定期的な請求業務の効率化と回収率向上を目指す中〜大規模企業
Smart Hello 会員制施設向けトータル管理。多店舗・無人運営にも対応。 初期費用100,000円、月額10,000〜30,000円(税抜) 無人ジムやコワーキングスペースなどを多店舗展開したい事業者
STORES予約 汎用予約管理。事前決済・回数券・LINE連携に対応。 初期費用0円、月額0円〜66,000円(税込) サロンや教室など、予約業務の簡素化と販促を同時に進めたい事業者
MiiT+ イベント申込から決済まで自動化。リマインドやリスト出力機能あり。 初期・月額費用0円、システム利用料:400円または5%(税別) 単発イベントやセミナーを開催し、申込管理を効率化したい人向け
ZEUS 多彩な決済手段を提供。高セキュリティ。法人向け総合決済。 要問い合わせ 高額商材やBtoB決済など、信頼性とセキュリティを重視する企業

シクミネット|会員管理からメルマガ配信まで一括対応

引用元:シクミネット

シクミネットは、会員管理・入金処理・イベント受付・メール配信を一画面で完結できるクラウド型サービスです。NPO法人や地域団体、協会ビジネスなど、定期的な会費徴収が必要な団体に向いています。

ベーシックプランは初期費用198,000円(税込)、月額36,960円(税込)から利用可能です。

操作画面は直感的に設計されており、パソコンに不慣れなスタッフや高齢の会員でもスムーズに利用できます。

決済手段は幅広く、クレジットカードだけでなく、コンビニ決済・口座振替・Pay-easyにも対応している点も特徴です。

項目 内容
サービス名 シクミネット
おすすめポイント 会員情報・会費・イベント・メール配信を一画面で一元管理。直感的UIと代理入力対応あり。多様な決済手段。電話・会員問合せサポート対応。
費用 ・ベーシックプラン:初期198,000円(税込)〜、月額36,960円(税込)〜
・OB会・同窓会プラン:初期55,000円(税込)〜、月額0円〜
サービスURL https://shikuminet.com/

サブスクペイ|継続課金・定期請求を効率化する決済サービス

引用元:サブスクペイ

サブスクペイは、継続課金ビジネスに特化したクラウド型の決済プラットフォームです。特に、自社サイト上で会員登録から決済までのフローを構築したい企業に適しています。

初期費用は無料で、月額20,000円から利用できます。決済手数料として2.65%がかかります。

クレジットカード、口座振替、コンビニ決済、銀行振込など、多様な決済手段に対応している点も特徴です。課金業務はすべて自動化され、毎月の請求や入金管理の手間を大幅に軽減できます。

さらに、会員データベースや請求・債権管理機能も備えており、会員制サービス全体の運営効率を高めます。

項目 内容
サービス名 サブスクペイ
おすすめポイント 継続課金自動化プラットフォーム。複数決済手段対応と会員DB・請求・レポート機能統合。
自社サイト・更新課金設計のローコード対応。最短5営業日導入。
費用 初期費用:無料~(要見積り)
月額費用:20,000円〜(要見積り)
決済手数料:2.65%〜(業界最安水準)
サービスURL https://www.robotpayment.co.jp/service/payment/

hacomono|フィットネス・スクール向け、入退館から決済までを一元管理

引用元:hacomono

hacomonoは、会員管理・予約・決済に加え、スクールや在庫の管理まで対応する統合型システムです。フィットネスジムやスクールなど、リアル店舗の運営に必要な基幹業務を一元化できます。

初期費用は150,000円(税抜)で、月額35,000円/1店舗(税抜)から利用可能です。

複数の機能を一つのプラットフォームで管理できるため、業務の手間と人的コストを削減できます。店舗運営の柔軟性と効率性を両立できるサービスとして、多くの施設で導入が進んでいます。

項目 内容
サービス名 hacomono(ハコモノ)
おすすめポイント 店舗向け統合クラウドプラットフォーム。会員管理・予約・決済・入退館・物販を一元化。
セルフチェックイン対応。LINE・Zoom連携によるコミュニケーション対応。
費用 初期費用:150,000円(税抜)
月額:35,000円/1店舗(税抜)
各種オプション:クレジットカード決済・口座振替・POS・スクール管理(それぞれ月5,000円〜)など
サービスURL https://www.hacomono.jp/

会費ペイ|会費徴収と会員管理をスマートに自動化

引用元:会費ペイ

会費ペイは、会費徴収に特化したクラウド型の会員管理・決済システムです。フィットネスジムやスクール、学習塾、オンラインサロン、学会など幅広い業種で導入されています。

初期費用、月額費用ともに無料ですが、システム利用料が3.5%かかります。

導入実績は1万件を超えており、多くの団体から継続的に支持を得ています。入会フォームの設置から、会員情報の登録、月額課金、決済通知までの流れを自動化することが可能です。

項目 内容
サービス名 会費ペイ
おすすめポイント 入会~請求~催促まで完全自動化。初期・月額費用無料、従量決済課金のみ。
決済手段多様、freee・LINE・Akerun連携可能。
費用 初期費用:0円
月額費用:0円(従量課金制)
システム利用料:3.5%
サービスURL https://kaihipay.jp/

月額パンダ|小規模事業者向けのかんたん月額課金システム

引用元:月額パンダ

月額パンダは、定期的な会費や月謝の徴収に特化したクラウド型の自動集金システムです。

初期費用や月額固定費が発生せず、利用がある月のみ手数料がかかる従量課金型で運用できます。そのため、会員数が少ない段階でも無駄なコストを抑えて導入できる点が魅力です。

初期費用、月額費用ともに無料ですが、決済手数料として売上の3.5%+成功手数料100円/件+消費税がかかります。

管理画面はシンプルに設計されており、パソコン・スマートフォンのどちらでも直感的に操作できます。決済状況の確認や会員リストの閲覧・ダウンロード、未払い者への自動督促メール送信も可能です。

項目 月額パンダ
サービス名 月額パンダ
おすすめポイント クレジットカードと口座振替をオンラインで一括管理可能。
未回収時はコンビニ払いやPayPay決済でフォロー。
管理画面で決済状況がひと目で分かり、自動督促やCSV出力による会計ソフト連携にも対応。
導入はウェブのみで完結、最短1週間で導入可能。
費用 初期費用:0円
月額費用:0円(利用した月のみ課金)
決済手数料:売上の3.5%+成功手数料100円/件+消費税
口座登録料:500円/件、振替送金料:330円/件 などが別途発生
サービスURL https://getsugaku-panda.jp/

回収代行サービス|未回収リスクを抑える安心の請求・決済代行サービス

引用元:回収代行サービス

NTTファイナンスの回収代行サービスは、加盟店に代わって商品・サービス料金の請求と回収を一括で代行するサービスです。入金処理が自動化されており、入金と請求の対応づけ作業を行う必要がありません。

費用は月額基本料+手数料となっており、利用企業に合わせて柔軟に対応しています。

対応する決済手段は幅広く、電話料金合算から口座振替、払込票、クレジットカード、QR/コード決済、キャリア決済、電子マネーなど多彩です。

項目 回収代行サービス
サービス名 回収代行サービス
おすすめポイント 消込処理の自動化により、入金確認の手間やミスを削減。
未収金の早期発見や会計処理の効率化、顧客対応の質の向上を実現。
費用 月額基本料+手数料(詳細は要問い合わせ)
サービスURL
https://www.ntt-finance.co.jp/billing/biz/service/gassan

Smart Hello|美容室・サロン向け、予約・顧客・在庫管理のトータルツール

引用元:Smart Hello

Smart Helloは、ジムやスクール、公共施設などの会員制施設を一元管理できるクラウド型システムです。40年以上の業界経験と、1,400件を超える導入実績をもとに、操作性の高い設計が実現されています。

初期費用は100,000円で、月額10,000〜30,000円(税抜)で利用可能です。

会員が複数の拠点を利用するようなサービスでも柔軟に対応できる点が特長です。多拠点展開を前提とした施設ビジネスに最適な会員管理システムといえるでしょう。

項目 内容
サービス名 Smart Hello
おすすめポイント 月額10,000円〜で導入可能。予約・会費・来場管理を一元化。
全国1,400以上の施設で実績あり。
無人運営やペーパーレス対応、多店舗展開にも強みを持つ。
費用 初期費用:100,000円
月額費用:10,000〜30,000円(税抜)※プラン別設定
サービスURL

クラウド型会員管理システム『Smart Hello』


STORES 予約|予約受付から顧客管理・決済までワンストップで対応

引用元:STORES予約

STORES予約は、業種を問わず使える汎用性の高いクラウド型予約システムです。予約受付だけでなく、集客機能も充実しており、ビジネスの成長を幅広く支援します。

無料のフリープランから始められ、月謝制・回数券・事前決済にも柔軟に対応しています。スモールプランは月額9,790円から利用できます。

予約から集客、運営までを一つのシステムで完結できる点が大きな特長です。シンプルな管理画面で操作しやすく、導入後すぐに現場で活用しやすい設計になっています。

項目 内容
サービス名 STORES 予約
おすすめポイント 汎用性の高い予約クラウド。事前決済・月謝・回数券を一括管理。
LINEミニアプリ、Zoom、Googleカレンダーなどとの連携に対応。
無料プランありで、導入のハードルが低い。
費用 初期費用・サポート費用:全プラン0円
月額料金(税込・年契約):
・フリー:0円
・スモール:9,790円
・チーム:19,690円
・ビジネス:28,600円
・エンタープライズ:66,000円
サービスURL
https://stores.fun/reserve

MiiT+|イベントやセミナーの申込受付・管理に特化したクラウドサービス

引用元:MiiT+

MiiT+は、イベントやセミナー、講座などの申込受付と参加者管理に特化したクラウドサービスです。フォーム作成・参加者情報の管理・入金状況の把握・メール配信までをワンストップで対応できます。

初期費用、月額費用ともに無料ですが、システム利用料が8,000円以下400円(税別)、8,001円以上決済額の5%(税別)かかります。

参加者リストの自動生成やキャンセル管理、領収書の発行など、運営に必要な機能が揃っている点も魅力です。

項目 内容
サービス名 MiiT+
おすすめポイント イベントやセミナーの申込受付から参加者管理、事前決済、リマインド配信までを一元化可能。
運営業務の大幅な効率化が期待できる。
費用 初期費用:0円
月額費用:0円
システム利用料:
・決済金額8,000円以下:400円(税別)
・8,001円以上:決済額の5%(税別)
サービスURL https://miitus.jp/

ZEUS|多彩な決済手段に対応した法人向け総合決済プラットフォーム

引用元:ZEUS

ZEUSは、クレジットカード決済を中心に、多様な決済手段を提供する法人向けの決済プラットフォームです。コンビニ決済・口座振替・キャリア決済・電子マネー・Pay-easy・後払いなどに幅広く対応しています。

費用は公開されていないため、個別に問い合わせが必要です。

ECサイトだけでなく、スクールや会員制ビジネス、実店舗での定期課金にも柔軟に導入できます。

項目 内容
サービス名 ZEUS
おすすめポイント 多彩な決済手段と高セキュリティ体制を兼備。
業種を問わず、安全で柔軟な決済環境を構築可能。
費用 要問い合わせ
サービスURL https://www.cardservice.co.jp/

 

会費徴収を効率化したい方へ

 

会費徴収システムを活用するメリット

会費徴収システムを導入することで、団体運営の手間や人件費を大幅に削減できます。たとえば、毎月の請求や入金管理、督促対応といった作業が自動化されます。

ここでは、会費徴収システムを活用するメリットを3つ紹介します。

    ▼会費徴収システムを活用するメリット

  • 会費徴収の作業を効率化できる
  • 入会手続きがスムーズに行えるようになる
  • 入金状況をリアルタイムで確認できる

 

会費徴収の作業を効率化できる

最大のメリットは、毎月の会費徴収にかかる作業時間を大幅に削減できる点です。たとえば、請求書の発行や送付、入金確認、未納者への催促などが自動化されます。

システム上での一括管理が可能になるため、Excelや紙ベースでの処理は不要になります。銀行振込や現金集金では発生していた確認作業も、決済手段の自動照合機能で対応可能です。

また、振込名義や金額の不一致といった照合作業の負担も大きく軽減されます。

入会手続きがスムーズに行えるようになる

会費徴収システムを導入することで、入会手続きの煩雑さを軽減できます。従来は紙の申込書や電話対応が主流でしたが、Webフォームの活用によりすべてオンラインで完結します。

入会希望者は、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも手続きを行うことが可能です。受付側も手入力の手間がなくなり、記載ミスや読み間違いによるトラブルを防止できます。

受付作業のミスや遅延が減ることで、会員との信頼関係構築にもつながります。

入金状況をリアルタイムで確認できる

会費徴収システムの大きな利点として、入金状況をリアルタイムで把握できる点が挙げられます。

銀行振込や現金集金の場合、入金確認に時間がかかり、確認漏れが発生しやすいという課題がありました。クラウド型の会費システムでは、会員ごとの決済履歴が自動で反映され、入金済・未入金のステータスが一目で把握できます。

督促メールの自動送信や、未納者リストの自動抽出といった機能も搭載されており、対応漏れを防ぐことが可能です。

会費徴収システムを選ぶ際に費用以外で見るべきポイント

会費徴収システムを導入する際、費用の安さだけで選ぶのは危険です。請求方式の柔軟さ

決済手段の多さ、サポート体制など、機能面の確認も欠かせません。

ここでは、機能・運用・信頼性などの観点から、費用以外に注目すべきポイントを詳しく解説します。

    ▼会費徴収システムを選ぶ際に費用以外で見るべきポイント

  • クレジットカード・口座振替など多様な決済手段に対応しているか
  • 会員管理やメルマガ配信など周辺機能が充実しているか
  • 未納管理や督促機能が搭載されている
  • セキュリティ対策や個人情報保護の水準が高いか
  • 無料トライアルやデモ環境で操作感を確かめられるか

 

クレジットカード・口座振替など多様な決済手段に対応しているか

決済手段の多様性は、会員の満足度を左右する要素です。クレジットカードしか使えないシステムでは、銀行口座振替やコンビニ決済を希望する層を取りこぼす恐れがあります。

特に年齢層が高めの団体や地域活動では、カードを持たない会員も一定数存在します。そのため、複数の決済手段に対応しているシステムを選ぶことが望ましいです。

法人・団体側の都合だけでなく、会員側の利便性も考慮した決済設計が、継続率向上にもつながります。幅広い層に対応した決済手段を選べば、結果的にトラブルを減らし、満足度の高い運営が実現できます。

会員管理やメルマガ配信など周辺機能が充実しているか

会費徴収システムを選ぶうえで、決済機能だけでなく周辺機能の充実度も見逃せません。なかでも、会員情報の管理やメルマガ配信、出欠管理といった機能は、団体運営に欠かせない要素です。

会員の基本情報だけでなく、ステータス・支払履歴・参加履歴を紐づけて管理できるシステムであれば、事務作業の効率化が図れます。

また、属性によるセグメント配信やステップメールなどに対応したメルマガ機能があれば、情報発信の精度も向上します。紙の郵送や手作業でのリスト管理を続けるよりも、時間とコストを大幅に削減できます。

未納管理や督促機能が搭載されているか

会費徴収システムを選ぶ際は、未納管理や督促機能の有無も重要な判断材料です。

請求の自動化だけでは未入金の発生を防げないため、支払い状況の確認とフォロー機能が不可欠になります。たとえば、支払期限を過ぎた会員を自動で抽出し、リスト化する機能があれば、確認の手間を削減できます。

電話や郵送による催促に比べて、メール通知はコストもかからず、スピーディーな対応が可能です。督促メールの自動送信にも対応していれば、都度の手作業が不要になり、担当者の業務負荷が大きく軽減されます。

セキュリティ対策や個人情報保護の水準が高いか

会費徴収システムを選定するうえで、セキュリティと個人情報保護の体制は重要なポイントです。

クレジットカードや銀行口座情報を扱う以上、データ流出が発生すれば組織の信用失墜につながります。そのため、SSL暗号化や二要素認証、アクセス制限といった基本的な対策が講じられているかを確認しましょう。

システム提供会社のプライバシーポリシーや情報管理体制が公開されているかも信頼性の判断材料です。万が一に備えたインシデント対応マニュアルの整備や、24時間の監視体制があると安心です。

無料トライアルやデモ環境で操作感を確かめられるか

会費徴収システムを選ぶ際には、導入前に操作性や機能性を確認できる環境が整っているかも重要です。

無料トライアルやデモ画面を提供しているサービスであれば、事前に運用イメージを具体的に把握できます。操作のしやすさは現場での定着に直結するため、見た目だけで判断せず、実際に触って確認することが欠かせません。

たとえば、メニュー構成や入力画面の動線が複雑であれば、スタッフや会員の混乱を招く恐れがあります。実際にシナリオに沿って請求作成や入金確認の流れを体験できると、導入後のギャップが少なくなります。

会費徴収システムに関するよくある質問

会費徴収システムの導入を検討する際、機能や費用だけでなく運用面での不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、導入前によくある代表的な質問に回答します。

    ▼会費徴収システムに関するよくある質問

  • 個人情報や決済情報は安全に管理されますか?
  • システムの導入に必要な期間はどれくらいですか?
  • 対応している決済手段には何がありますか?
  • パソコン操作に不慣れでも使いこなせますか?

 

個人情報や決済情報は安全に管理されますか?

ほとんどの会費徴収システムは、業界標準のセキュリティ基準に基づいて運用されています。具体的には、SSLによる通信の暗号化、アクセス制限、二段階認証などが標準的に採用されています。

また、クレジットカード情報を扱う場合は、PCI DSS(国際的なカード情報保護基準)への準拠が重要です。上記の基準を満たしているシステムであれば、第三者によるデータ盗聴や改ざんのリスクは大幅に低減されます。

システムの導入に必要な期間はどれくらいですか?

会費徴収システムの導入期間は、サービスの仕様や導入内容によって異なります。

一般的には、申し込みから利用開始までの期間は約1週間〜1カ月程度が目安とされています。初期設定が少ないパッケージ型のクラウドサービスであれば、最短3〜5営業日で運用を開始できる場合もあります。

既存システムとの連携やカスタマイズが必要な場合は、1〜2カ月程度かかるケースもあります。

導入の流れは、申込み・ヒアリング・初期設定・テスト運用・本稼働というステップで進むのが一般的です。

対応している決済手段には何がありますか?

会費徴収システムでは、クレジットカード決済を中心に、口座振替やコンビニ決済、Pay-easy、QRコード決済、キャリア決済などに対応しているものが多くあります。

会員ごとに希望の支払い方法を選べると、未収防止や継続率の向上につながります。自動消込やステータス更新など、決済後の処理も自動化されていれば、事務作業の手間も軽減されます。

導入前には、自団体の会員層に合った決済手段が揃っているかを必ず確認しましょう。

パソコン操作に不慣れでも使いこなせますか?

多くの会費徴収システムは、直感的に使える画面設計がなされており、パソコン操作が苦手な方でも利用しやすいよう配慮されています。

管理画面はシンプルな構成になっており、メニューやボタンも見やすく設計されています。入力ミスを防ぐサポート機能やガイド表示があるサービスも増えており、初めての方でも安心して操作することが可能です。

 

会費徴収を効率化したい方へ

 

まとめ:会費徴収システムは費用と機能のバランスを見て選ぼう

本記事では、会費徴収システムの代表的な料金体系と、それぞれの費用感・機能の違いを詳しく解説しました。

月額無料で始められる従量課金型から、月額数万円の高機能プランまで、料金モデルはさまざまです。安さだけを重視すると、必要な機能が不足して業務効率が落ちる可能性もあります。

一方、高価格帯のサービスでも、使わない機能が多ければ費用対効果が見合いません。

導入を成功させるためには、自団体の会員数・運営体制・徴収頻度に合った費用設計が重要です。

初期費用・月額費用・決済手数料の3点を総合的に比較し、長期的なコスト感で判断しましょう。

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執筆者:しゅくみねっと編集部

会費徴収機能・イベント申込機能・メール配信機能を備えた会員管理システム「シクミネット」を開発・販売するしゅくみねっと株式会社のコラム編集部です。豊富なシステム導入実績に基づいた、会員管理に関する情報を幅広く発信しています。

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